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【名護】麻生太郎外相が名護市のキャンプ・シュワブを視察した25日午前、地元記者団は米兵に阻まれて外相らの近くに寄ることがほとんどできず、詳しい取材は外相に同行して来た在京記者団に限られた。シュワブにはこれまで環境相や防衛庁長官が視察に訪れているが、今回のような取材規制は初めて。地元記者団からは「おかしい」と怒りの声が上がっている。
外務省沖縄事務所は「現場からの報告」として「海兵隊の報道担当者がカメラ記者の位置は指示したが、ペン記者までは規制していない」と説明している。
シュワブには名護市や那覇市などに拠点を置く新聞、テレビ各社が外相到着前から待機していた。
外相が説明を受けるパネルなどが準備された場所で待とうとすると、米兵の指示で記者団は全員、10メートルほど離れた場所に移動させられた。
その後、麻生外相が同行記者団を引き連れて到着した。
そのまま説明が始まり、地元記者らが近寄ろうとすると、米兵が間に入り、さえぎった。
途中、米軍側から「カメラだけ」と声が掛かり、ペンも含めて近づくことができたが、数分で再度同じ場所に戻された。同行記者団に交じって、その場で取材を続けようとしたペン記者も米軍によって移動させられた。
十分ほどの外相視察終了後、地元記者団からは「なぜ地元記者に取材させないのか」「米軍が規制するのはおかしい」などと抗議の声が上がった。
(11/25 14:29)
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麻生太郎外相の視察で、地元記者の取材をさえぎる米兵=25日午前、名護市のキャンプ・シュワブ
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