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朝日新聞からhttp://www.asahi.com/national/update/1121/TKY200511210213.htmlより引用
宮城県警の捜査用報償費、新知事が直ちに解除
2005年11月21日22時32分
宮城県の浅野史郎・前知事が、不正支出の疑いがあるとして6月から予算執行を停止していた同県警の捜査用報償費について、21日に知事に就任した村井嘉浩知事は初登庁後、直ちに執行停止を解除した。同県警は、本部各課や各警察署への分配手続きを再開した。
村井知事は21日午前、近藤善弘・県警本部長と会談し、「捜査に支障をきたしているので解除する」と伝えた。その上で「過去の分まで(不正支出がないと)証明されたわけではない。県警自ら過去の分を確認する努力を続けてほしい」と求めた。
宮城県警の報償費をめぐっては、浅野氏が県警に対し、捜査協力者名が入った会計文書の提出や浅野氏自身による捜査員の聴取を要求してきたが、県警は拒否。浅野氏は6月下旬、05年度の報償費予算2300万円のうち、まだ支出されていなかった1600万円の執行停止に踏み切った。県警は職員からカンパを募って700万円以上を集め、報償費の不足分に回してきた。
村井氏は10月の知事選で浅野氏の後継候補を破って初当選。就任当日に執行停止を解除する意向を示していた。
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