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□議員年金の手厚さは国会対策の産物だ [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1499283/detail
議員年金の手厚さは国会対策の産物だ
佐藤内閣の末期から三角大福の時代の話である。左右両社の統一後、労組役員を議員候補者に立てるようになった社会党や、政界進出を本格化させていた公明党で、中堅議員が引退して新人にバトンタッチするケースが続出した。
自民党では派閥政治が全盛だったころである。派閥政治では当選歴の多い議員や長く派閥に食い込んできた新聞記者が幅をきかせる。当選3回以下の代議士と経験年数が1桁の新聞記者は人間扱いする必要はない、彼らは人語を解するゴミにすぎない、といわれたものだ。
その自民党とは党風が違うにしても、やっと一人前の資格を得た議員が、社会党・民社党や公明党では続々引退していくとはどういうことか。
彼らは異口同音に、われわれは自民党の議員のように権力の座には執着しない、なるべく多くの仲間と国政に参与するチャンスをわかちあうためだ、と称していたが、それは建前論もいいところだ。本音は、明らかに議員年金を生涯フトコロに入れるチャンスをなるべく多くの労組ボスや創価学会幹部に与えたい、そのためには議員ポストの回転を速くしたい、というところにあった。
その証拠に、脱退一時金があるだけで年金のない在職10年以下で引退する議員は、極めて少なかった。
議員年金制度は当初からいまのように手厚かったわけではない。自民党には死ぬまでバッジをつけていて、掛け金は延々と積むが年金はロクに受け取らない議員が少なくないから、あまり関心がない。年金の増額はもっぱら野党が要求した。ときには国会対策上の取引材料にもなった。
その労組ボス議員の後輩を抱える民主党や、公明党が、議員年金の廃止を声高に叫んでいる。昔を知るものとしてはチャンチャラおかしい。
【2005年11月17日掲載】
2005年11月20日10時00分
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