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バランス外交否定の”訳”
晩秋の京都で16日に開かれた日米首脳会談。小泉純一郎首相は会談後の共同記者会見で「日米関係が緊密なほど中国や韓国などとも良好な関係が築ける」と述べ、日米同盟を最優先させる考えを明確にした。さらに「日米関係はほどほどにして、マイナスが出るとしたら、他の国との友好関係を強化することで補ったらいいという考えが一部にあるが、私にはそういう考えはない」ときっぱりと述べた。
首相の発言は、過度な対米追従路線から、中国や韓国など近隣諸国にも配慮したバランス外交への転換を求める動きを否定したものだ。
この発言に対し、自民党内には「あれは福田康夫元官房長官への当てこすりだ」(閣僚経験者)との解説が出ている。10月31日の内閣改造で入閣しなかった福田氏は「ポスト小泉」レースから脱落したといわれる一方で、独自のアジア重視外交をアピールして逆に存在感を増している。
首相が「ポスト小泉」をにらんで麻生太郎外相、安倍晋三官房長官というタカ派シフトにしたのは、福田氏の実父である福田赳夫元首相の組閣方針を踏襲したといわれている。そのココロは「タカ派の布陣のほうが抑止力が働き、中国、韓国との外交関係はスムーズにいく」(森派幹部)という理屈だ。元首相を父に持つ福田氏と、元首相を政治の師と仰ぐ小泉首相の関係は「近親増悪」(同)に近いぐらい修復困難との見方もある…。
『政界ヒソヒソ話』11/17 (スポニチ)
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