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「靴下に穴が開いていなければいいが」。ブッシュ米大統領が、小泉首相と一緒に、京都の金閣寺に上がり込む際、飛ばしたジョークだが、これ、米国人が日本家屋で靴を脱がされるとき、よく口にする耳タコ語
▼実際問題、このところ外交、内政とも、ほころびの目立つ大統領。つい内心の本音をのぞかせたかと、次の言葉を期待したが、それで終わり。正真正銘のオヤジギャグだったらしい
▼前夜から京都入りしていた大統領と首相、早朝散歩までセットしての苦肉の演出。「世界の中の日米同盟」をうたい上げることでは、利害が共通するから、蜜月を強調したつもりだろう
▼だが、首脳会談後の共同会見では、大統領は牛肉輸入の再開と、米国内向けなのか、やたらに鳥インフルエンザ対策を強調するし、首相も「過去も現在も将来も日米関係の重要さは変わらない」と、この日米一点張りで押し切ろうとの強引さが気になる。対中、対韓関係の冷却を意識してのことなのだろうが
▼アジア太平洋経済協力会議(APEC)を前に、アジア諸国との関係をどう立て直すかが緊急課題ではないかと、藤原帰一・東大教授がTBSの「NEWS23」で解説していた。あれほど緊密だった東南アジア諸国連合(ASEAN)が、日本よりも中国、韓国との経済連携を強めはじめている
▼大統領は日本の常任理事国入りを支持というが、国連外交の現場で米国は冷ややかだった。何よりASEAN諸国が推薦してくれなかった。米軍基地再編問題では首相の靴下もほころんでいないか。
(2005/11/17)
http://www.tokyo-np.co.jp/hissen/index.shtml
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