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日本では気鋭の評論家ということで気を吐いていて、次々と大衆向けの本を書きまくっている副島隆彦が、国民作家である司馬遼太郎に食らいついて吠えまくり、「司馬遼太郎を砲撃する」という本やビデオを売っている。
http://snsi-j.jp/picture/img-box/img20050813055410.jpg
だが、その劇画的なコミックスの品の無い描写の仕方と、主人公らしい副島竜彦の粗野な暴言と幼稚な時代感覚は、常識に富む日本人にとっては顰蹙ものと言うしかなく、遂に副島先生は小林よしのりの仲間に落ちぶれたという感じがひしこしとする。司馬遼太郎が「この国のかたち」や「風塵抄」で展開している、歴史に対しての豊かな感受性と鋭い洞察力に較べたら、副島のそれは落第坊主の悪たれにすぎないと言ってよい。そんな程度の人物が政治や経済の評論家として知ったかぶりを並べ、それが通用している日本という国の政治感覚は、小泉首相が、口から出任せをしているのに騙されて独裁政治を許している現状にお似合いであり、中国に日本が完全に立ち遅れていることの証拠だといえる。
それを如実に表しているのが以下のメド・イン・チャイナの作品だ。
http://cciptv.com/xiaoquan.aspx
日本の映画産業が没落して目の肥えた観客がいなくなってしまい、日本人が副島隆彦や小林よしのり達の紙芝居的な幼稚な劇画に満足している間に、シナ人達はシリコン・バリーで仕込んだ技術を使いまくり、政治的にも、技術的にも、創造性の上でも、構想力でも、日本人よりはるかに高度な水準に到達しているのを見せ付けられて、情けないと思わざるを得ないのは実にくやしいではないか。この驚異的な北京製のアニメーションを見つけて教えてくれたバルバロッサさんに感謝する。
http://asyura2.com/0505/bd41/msg/862.html
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