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こういう人物を総理大臣にしておいて本当に危険ではないのか
驕り高ぶって何でもやりたい放題の独善男は残り1年の間にこの国に取り返しのつかぬ災厄をもたらすだろうと懸念し危惧する心ある人々の声
あの郵政選挙の異常行動もこの判定を見れば納得が行くほど症状は進行している恐ろしく危険なこの国
小泉首相の靖国参拝強行に、案の定、中国、韓国は猛反発だ。
5回目の今回は、これまでの昇殿、記帳を行わず、玉串料や献花料も出さなかった。服装は、モ―ニングでも羽織袴でもなくス―ツ。拝殿の前で賽銭を投じると、30秒の黙祷でさっさと引き揚げた。
去年は元旦に参拝し「初詣で」を強調し、今年は「秋の例大祭だから」と説明した。参拝のやり方も日時も姑息なマイナ―チェンジを繰り返し、弁解しやすいスタイルにしている。
だが、中韓両国などアジア各国は、日本の首相が軍国主義の象徴に映る靖国神社に参拝すること自体を問題にしている。小手先の目くらましで納得させるのは不可能だ。それを承知しながら、「行かない決断」ができない政治家なのだ。
八方への目配り、気配りが必要な総理大臣でありながら、国益を損なうことをあえてやる。この独善首相は、どこか病理学的な欠陥があるのではないか。残り任期が1年とはいえ、与党が3分の2議席を独占し、やりたい放題できるだけに大いに心配。一体、小泉首相の頭の中はどうなっているのか。専門家に診断してもらう必要があるだろう。
国益よりも自分の美学が優先の執着気質
「小泉首相にとって一番大事なのは、自分の考えに基ずいた美学なのでしょう。執着気質で融通が利かない。こういうタイプは、うつ病になりやすいのです」
こう診断するのは、精神科医の和田秀樹氏だ。今さらながらだが、国民は、とんでもない人を首相に選んだものだ。
「小泉首相は、どんな形であれ、靖国参拝という約束を守るのがカッコイイと考えている。だから、周囲がどれだけ忠告しても、絶対にやめません。周辺諸国の反応も関係ない。日本の企業が中国市場から追い出されても、小泉首相にすれば知ったこっちゃないんです。今、どうするのが自分らしいか。それだけを考えて行動しているのです」(和田秀樹氏=前出)
内外の懸案を放り出し、この半年、郵政一本ヤリで突っ走ったのも同じ病理からだろう。
大人になりきれない世襲議員に共通する病弊
なぜ、こんな、およそ総理大臣にふさわしくないメンタリティ―が形成されたのか。小泉首相は、祖父、父の後を継いで政治家になった3世議員だ。そのことも、精神構造をおかしくしているらしい。精神科医で作家のなだいなだ氏が言う。
「反発されると、余計にやりたくなる。これは未成熟で大人になり切れていないからです。精神的に成長した人は、自分の感情や考えだけで行動しません。自分のやることがどういう意味を持つのか、俯瞰して眺めてみたり、10年先への影響を考えたりする。その上で決断するのです。大人の視点を身につけるには、親に反発し、親と対決し、失敗を経験することが必要。親の七光で生きてきた2世議院、3世議員は大人になれなくて当然です。そんな連中が国会で多数を占め、首相のイスにも座っている。これは不幸の極みです」
なるほど、それなら郵政選挙の異常行動も納得できる。本来なら内閣総辞職の場面で開き直り、郵政法案を可決した衆院を解散。反対した議員には、刺客を立てて徹底的に潰しに掛かった。これは、常識ある大人の行動ではないだろう。小泉首相の病状≠ヘ、総選挙の大勝で一気に進んだとみていい。
日中・日韓関係修復のチャンスをみすみす逃がす大愚挙
こうした欠陥総理は国益を損なうだけだ。案の定、参拝強行は中国、韓国の抜き差しならぬ猛反発を引き起こした。
中国外交部(外務省)は、胡錦涛国家主席が9月に「対日重視」で関係修復に動き出していたものの、さっそく今月23日の日中外相会談の中止を示唆。さらに有人宇宙船「神舟6号」の無事帰還の祝賀ム―ドに水を差されたこともあって、初めて小泉を名指しで批判した。また、韓国政府も水面下で進めていたノ・ムヒョン大統領の年内来日をキャンセルしてしまった。国際問題評論家の山岡清二氏が言う。
「11月中旬に韓国・釜山で開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)は、両国との関係を修復する絶好のチャンスだった。その扉を自ら閉ざしてしまったのだから、『小泉さん、正気ですか』と言いたくなります。日中・日韓関係の悪化は、首相が大好きなアメリカも望んでいない。総選挙での大勝を資産に、中曽根元首相の言うように『行かない決断』をして両国関係の修復に動いたほうがよほど評価されたはず。男の美学≠ネらば、来年の8月15日に参拝し、そこでスパッと辞める手もある。客観的に見て、今度の参拝で小泉首相もこの国も得したことは一つもない。何を考えているのか全く理解できませんよ」
両国との関係悪化は日本経済、国民生活にも重大な影響を与える。今や日本の最大の貿易相手国だけに影響は重大だ。
「いつまでも『政冷経熱』と、政治と経済は別と言っていられなくなります。民間同士のビジネスへの影響は少ないが、政府関係のプロジェクトで既に大きなマイナスが出ている。どの商社も『靖国がなければ取れたプロジェクトがいくつもあった』と悔しい思いをしてきたが、今後はすべてのプロジェクトから締め出される可能性がある。食料輸出で報復措置が取られれば、生鮮食料品の多くを中国から輸入している日本はパニックになる。野菜や魚が2倍、3倍にハネ上がり、家計を直撃しかねません」(中国貿易関係者)
怒れる中国、韓国が共同歩調を取れば、さらに事態は深刻化する。
小泉流政治が退陣後も続くこの国の悲劇
小泉の愚行は靖国問題だけにとどまらないからやっかいだ。総選挙圧勝の余勢を駆って靖国参拝を強行した小泉は、何でもできると思い込み、国や国民の利益にならないことを次々にやってくるからだ。
残り任期1年といっても小泉は、次期首相の条件に「小泉路線の継承」を挙げており、退陣後も陰に陽に影響力を行使するハラだからたまらない。米軍基地再編、沖縄普天間基地移転、イラクへの自衛隊派遣再延長などでのノ―ズロの対米追随、財政再建・税制改革を口実にした所得・消費税の大増税、そして憲法改正など「何でも来い」だろう。
「今の小泉首相は、周辺に異議を唱えるものがいなくなり、裸の王様の状態になっています。それに気付かず、『ブレない小泉』が国民受けすると思い込み、後先も考えずに靖国神社に出かけたのでしょう。小泉首相は自分のやり方が国民に支持されると信じ込んでいる。衆院選の大勝で自信過剰、おごりがあるのは明らか。退陣後も影響力は無視できなくなっているだけに、小泉流政治が続く恐れがある。どこかでブレ―キを掛けないととんでもないことになりますよ」(政治評論家・山口朝雄氏)
国や国民の利益より、独り善がりの自己満足的な政治が小泉流。国民はこの先も小泉政治に苦しめられることになる。
日刊ゲンダイ 2005 10 19
小泉のような精神年齢の低い奴が総理大臣をやっているのだから情けない限りだ。
自分の野心を満たすことばかり考えいるため全体を見ていない。
まったくどうにも救い難い程に馬鹿な奴だ。そうとしか言いようがない。
こいつは妄想にでも囚われているのではないか。
だから冷静に物事を考えることができないのであろう。
こいつは今や図に乗って平然と政治を私物化している。
政治の場を遊園地と勘違いしているような印象すら抱かせる。
まるでガキ大将だ。
郵政民営化法案を成立させたいがために、反対した議員を攻撃するところなんかまさしくそれを思わせる。
こんな奴に忠誠を誓う奴らも小泉と同じで、精神年齢が低いとしか言いようがない。
一体どういうつもりでいるのか。
こいつらは学歴・経歴がたとえどんなに立派なものであるとしても、その割にはあまりにも頭が悪すぎるのではないか。
あまりにも無責任すぎる。今に後悔するときが必ず来るはずだ。
こいつらは因果応報という言葉を知らないのか。
社会全体を見て物事を考えなくてはならない立場にある者たちがこの体たらくでは、国民に悪影響を与えるだけだ。
社会が荒廃し、モラルが忘れ去られ、卑劣な犯罪が増えても当然だ。
この国をこれから先どういう国にするつもりでいるのかと、奴らに問い詰めたくなるくらいである。
本当にどいつもこいつもろくな者ではない。
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