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(回答先: 「黄色いバナナ」日本人の中国観を糺す(日刊ゲンダイ) 投稿者 吐息でネット右翼 日時 2005 年 10 月 22 日 19:27:14)
芥川龍之介の見た「中国人の桃太郎観」
http://homepage1.nifty.com/kikugawa_koubo/tani06.htm#momo
章炳麟(しょうへいりん)曰く「予の最も嫌悪する日本人は鬼が島を征伐した桃太郎である。桃太郎を愛する日本国民にも多少の反感を抱かざるを得ない。」これは「特派員・芥川龍之介」(副題・中国でなにを視たのか、関口安義著・毎日新聞社刊行)の一節です。(1921年三月下旬から七月中旬までの、芥川龍之介の海外視察員としての中国印象記)
日本人が当時の時代背景をからめてどう見られていたかを如実に示しているように想う。今の日本人も嫌われる元を引きずっていないか、省みることが大事です。
章炳麟、清朝末期の革命家。孫文、黄興と並んで[革命の三尊]とも称された人物。
さらに、同書よりの引用。
龍之介の小説「桃太郎」の舞台である鬼の住む島は、絶海の孤島であり、「椰子の聳えたり、極楽鳥のさえずったりする、美しい天然の楽土」である。鬼たちは平和を愛し、誰に迷惑をかけることもなく、「琴を弾いたり踊りを踊ったり、古代の詩人の詩を歌ったり」して安穏に暮らしている。鬼の妻も娘も人間の妻や娘と変わらない生活を送っていた。
桃太郎はこういう罪のない人々の住む鬼が島に、何の理由もなく攻め入り、「鬼に建国以来の恐ろしさを与へた」のである。
「進め! 進め! 鬼といふ鬼は見つけ次第、一匹も残らず殺してしまへ!」と桃太郎は桃の旗を片手に、日の丸の扇を打ち振り打ち振り、犬、猿、雉に号令する。忠勇無双の兵卒と化した餓えた三匹の動物は、逃げ回る鬼を追い、犬は鬼の若者をかみ殺し、雉は鬼の子どもを突き殺し、猿は「鬼の娘を絞殺する前に、必ず陵辱を恣(ほしいまま)にした」
− 桃太郎はまさに帝国主義日本の戯画になっているのだ。
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一片の良心の欠片もない小泉政治の対極に坐るのが、良心党です。
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http://homepage1.nifty.com/kikugawa_koubo/ryoshin.htm
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