★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK15 > 979.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
公明党:新追悼施設、官邸に陳情攻勢 存在感低下を危ぐ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051022ddm005010026000c.html
◇靖国参拝強行、募る疑心暗鬼
新たな戦没者追悼施設の建設をめぐり、公明党が来年度予算案に調査費を計上するよう首相官邸への「陳情攻勢」を強めている。東順治国対委員長が20、21日に2日連続で官邸を訪ね、小泉純一郎首相と細田博之官房長官に調査費計上を直談判した。首相から17日の靖国神社参拝で事前に連絡がなかったことなどを受け、自民党圧勝の衆院選の後、公明党の首相に対する疑心暗鬼の念は募る一方。調査費計上の成否が首相の対公明スタンスを占う「試金石」に映っているかのようだ。
「腹蔵なく、調査費をどう考えているのか聞きたい」。東氏は20日、首相に迫ったが、首相には「白紙の状態でじっくり考えている」とかわされた。21日に再び官邸を訪ねた東氏は、細田長官に「機は熟している」と強調。細田長官は「個人的にはそう思う」と一定の理解は示したという。
衆院選後、公明党は連立政権内での発言力低下を懸念してきたが、神崎武法代表らが再三、参拝自粛を要請したものの、首相は「無断参拝」を断行。議員年金改革をめぐっても、公明党案をベースにした与党案がまとまっていた中、首相のトップダウンで「即時廃止」に方針転換した。
こうした首相の姿勢に公明党内では、中堅・若手を中心に不満が噴出。18日の代議士会では、公然と「連立政権のあり方を考えた方がいい」(福島豊衆院議員)との発言まで飛び出した。
東氏の「官邸詣で」は党内の不満を背景に党幹部が直接行動に出た形。政府・自民党には調査費計上に対し、建設が既成事実化するとの慎重論が強いことから、東氏は細田長官に「過去にも調査の結果、完成に至っていない例もある」とわざわざ説明。「せめて調査費計上で顔を立ててほしい」との思いもにじんだ。【田所柳子】
毎日新聞 2005年10月22日 東京朝刊
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK15掲示板