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細田博之官房長官が20日の記者会見で、政府が実施している世論調査のうち、結果を非公表にしているものがあることを明らかにし、会見後に発言を修正するハプニングがあった。
会見で細田長官は、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題で浮上している国立追悼施設に関し、「(世論調査を)何回かはやっている。発表するかしないかは別」と発言。他の世論調査も「発表することが適当なものを公表している」と述べたため、記者から「政府に都合の悪い調査結果が出たら発表しないケースもあるのか」と詰め寄られる場面もあった。
ところが約3時間半後、細田長官は記者団に、追悼施設に関して「各界(の有識者)にちょっと感触を聞き取ることはやるが、いわゆる世論調査はやったことがない。訂正します」と前言撤回。ただ、政府筋は「追悼施設に関しては承知していないが、さまざまな政策テーマについて世論の動向を調査しており、公表していないものもある」と語っている。【中田卓二】
毎日新聞 2005年10月20日 21時44分 (最終更新時間 10月20日 22時51分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051021k0000m010129000c.html
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