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否決された全く同じ法案がロクな審議もせずに可決成立というこの国の国会を見ていると世相の悪化、モラルの崩壊、学校教育の退廃など破滅に向かうこの国にもはや打つ手はないのかもしれない
郵政法案を成立させるため1000億円を浪費
「政界の奇跡だね。支持してくれた国民の皆さんのおかげだ」
きのう(14日)の参院本会議で郵政民営化法案を成立させた小泉首相はこう自画自賛。「目標達成した充実感はある」と、こみ上げる笑いを押し殺すのに必死だった。
大新聞・TVの関心は早くも来月の内閣、党役員人事に移っているが、「ちょっと待てよ」だ。本当にこれでいいのか。九大名誉教授の斉藤文夫氏(憲法)が言う。
「本来なら、内閣の命運をかけた法案が否決、廃案になった時点で、退陣するのが筋でしょう。それを小泉首相は強引に解散・総選挙に持ち込み、たまたま刺客パフォ―マンスが当たって3分の2の議席を獲得した。そのまま何も見直さず、再提出の法案成立で一件落着なんて、あまりにもおかしい。議会政治のあり方を無視した、こんなムチャクチャを許していたら、日本の政治史に汚点を残すだけですよ」
その通りだ。多額の税金と首相権力を悪用し、国民から支持されたような格好にして成立させたのだから、小泉にしてみれば「してやったり」だろう。
しかし、郵政民営化法案をめぐるこの1年の騒ぎは、小泉デタラメ首相を筆頭に、政界の腐敗堕落を余すところなく暴露してみせた。
まず、この中途半端な法案を成立させるために小泉は1000億円近い国費を無駄遣いしたことだ。得体の知れない宣伝屋を雇って作った郵政民営化PRの折り込みチラシに1億5千万円、テレビCMなどを合わせると6億円を超える。そして郵政解散≠ナ使った費用は総額769億円だ。さらに今年度予算の成立以降、郵政一色だった国会の経費である。
「1日1億円かかりますから、会期を延長した先の通常国会と今の特別国会でざっと150億円。ト−タルで1000億円近くに上ります」(国会関係者)
小泉はカネと強権で法案を買ったも同然なのだ。
「民意」を隠れ蓑に反対を引っ込めて自己保身
「国民が支持してくれた」という小泉の言い草も真っ赤なウソだ。
ある民間調査によると、総選挙で郵政民営化に賛成した候補者の総得票数は3389万7275票で、反対候補者は3419万4372票。世論の半数以上は不支持≠セったのである。郵政民営化に賛成した選挙民にしたって全員が全員、矛盾、ウソだらけの政府案でいいと考えて投票したわけじゃない。
ところが、自民党議員はそうした声を拾い上げようともせず、衆参6日間の審議で成立させてしまった。通常国会の採決前は4人に1人が反対派の「綿貫勉強会」に出席し、国会審議でも法案の欠陥を厳しく突いていた。それなのに除名だ何だと脅されるとゾロゾロと賛成に回った。驚くのは、衆院で反対票を投じて非公認で当選した13人のうち11人が、執行日だけを変えた修正案に賛成である。参院でも1人を除いて全員が賛成という無節操ぶりだ。
「参院でいったん否決されたのとまったく同じ内容の法案を、ロクな審議もせずに成立させ、それでいて誰も文句を言わない。あまりにも異常です。参院の中曽根弘文議員などは否決の原動力になったキ―パ―ソンなのに、小泉首相が圧勝した途端にあっさり白旗≠掲げた。小泉首相の恐怖政治がまかり通って、もはや自由で民主的な党ではなくなった。自己保身に走った議員たちはどうしようもない。政治家なら最後まで筋を通すべき。それを『民意に従う』なんてキレイ事を並べて転向するのは、投票してくれた支持者に対する裏切り行為です」(政治評論家・本澤二郎氏)
変節漢ばかりの国会では、この先、民意を反映した政治など望むべくもない。
世相の悪化は「上乱れれば下これに従う」の典型
こんなペテン師首相によるデタラメ政治を見せつけられれば、世の中が乱れるのは当たり前だ。年配女性を狙った引ったくり、自殺するまで追い詰めるヤミ金融、人の弱みにつけ込むオレオレ詐欺、認知症老人まで食い物にするリフォ―ム詐欺、線路に平気で人を突き落とす行きずりの暴力・殺人、エアガン連射、ひき逃げなど、モラルなき犯罪がひきもきらない。
刃物を持っての銀行強盗やブルド―ザ―でのATM持ち去りなどがかわいく見えてくるモラル不在である。
学校教育も崩壊だ。小学生の同級生殺し、イジメが減れば教師への暴力が増える、小中学生のゲ―ム感覚の万引き、中学生の売春も当たり前。「ゆとり教育」がどうだこうだというレベルではなくなっている。政治の腐敗堕落が、こうした悪しき社会風潮を助長している。政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「郵政民営化法の成立過程を見ると、今の政治家の質は戦後最低と言わざるを得ません。政治家として言うべきことも言わず、保身を優先させる無節操な議員が多過ぎる。小泉改革で優勝劣敗の世の中が進み、勝ち組についた方が得という風潮を政界が先取りしている形です。国の現在・未来を考えるべき政治家が、目先の利益でしか動かないのではどうしようもない。IT産業で得たカネの力で大手企業を引っかき回している連中を、自民党は選挙に出し、アドバイザ―にまでしている。政治がそうした連中を持ち上げるのでは若者はマジメに働くのがバカバカしくなる。日本の政治も社会状況も重大な曲がり角にある。今の政治ではどうしようもないことになります」
世の中を悪くするだけの政治家が「教育基本法に愛国心を」と叫び、次は教育改革だというのだから世も末だ。小泉支持の選挙民もこんな堕落政治を望んだわけではあるまい。
日刊ゲンダイ 2005 10 17
議員という重大な責任を持つ立場にある者でさえも、長いものに巻かれて付和雷同してしまうとは情けない限りだ。
まさしく戦後最低と言ってもいいだろう。
悪法であるのにもかかわらず、自己保身のために、いとも簡単に賛成してしまうのだからまさに国民不在と言わざるを得ない。
「国民が支持してくれた」「民意に従う」などと言うのは、奴らが自分の不徳をごまかすための屁理屈でしかないだろう。
それに小泉たちがしたことは、れっきとした脅迫罪ではないのか。
ありえないことだけど、東京地検特捜部にでも告発されても文句を言えないだろう。
同僚議員を脅迫してまで、しかも1000億円も浪費してまで悪法を成立させるとはまさに暴力団そのものだ。
税金泥棒と言う表現では甘すぎるくらいだ。
マスコミもマスコミだ。
奴らは全然そのことを問題視しようとせずろくに追及していない。
マスコミの奴らはバカじゃないのか。
奴らは平然と負け組などセレブなどと下劣な言葉を使い、わけのわからない成り上がりどもを取り上げてばかりで、不本意にも苦しい生活に追いやられた人たちの声を取り上げようとしない。
これでは絶望感を抱かせるだけで、ある意味犯罪を扇動しているようなものだろう。
モラルが崩壊し卑劣な犯罪が増えても当たり前だ。
ろくに小泉らを批判せず、しかも対策を提示して国民に希望を与えられないようでは、何のためのマスコミなのかわかりはしない。
ホストだのキャバクラのあばずれだのそんなやくざな連中なんかどうでもいいんだよ
そんなもの取り上げてほしくないんだよ。
マスコミの奴らも小泉らと同罪だ。
何が教育基本法に愛国心だよ。
偽善もいいところだ。
こんな下らない奴らに教育なんか語ってほしくないものだ。
ましてや愛国心なんか押し付けられるのはまっぴらご免だ。
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