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(回答先: 天木直人・メディアを創る ( 10/17) 行けるものなら行って見ろ 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 10 月 17 日 10:27:07)
さる国立大学法人の経済学部教授が、日本の外交的行き詰まりがこのまま続けば、「対中国関係重視」派と「アメリカ言いなり」派で自民党も民主党も分裂し、新たな政界再編も起きるのではないかという見解を述べている。
同感だ。
中国の経済成長は後10年以上は続くであろう。対中国貿易は対米貿易をすでに上回る拡大ぶりだ。この拡大の規模が今後どれほどになるかは、素人の私には分からない。しかし、中国との関係を現在の行き詰まり状態のままに、しておけないことだけは確かである。もはや「政冷経熱」なんて悠長なことを言っておれない関係にある。
今はもう言及されることのなったマルクスを引用する。
「ヘーゲルはどこかで、すべての世界史上の大事件と大人物はいわば2度現れる、と言っている。ただ彼は、1度は悲劇として、2度目は茶番として、とつけくわえるのを忘れた。・・・人間は、自分で自分の歴史をつくる。しかし、自由自在に、自分で勝手に選んだ状況のもとで歴史をつくるのではなくて、直接にありあわせる、あたえられた、過去からうけついだ状況のもとでつくるのである。あらゆる死んだ世代の伝統が、生きている人間の頭のうえに、悪魔のようにのしかかっている。そこで、人間は、自分自身と物事とを変革する仕事、これまでになかったものをつくりだす仕事にたずさわっているように見えるちょうどそのときに、まさにそういう革命的危機の時期に、気づかわしげに過去の幽霊を呼びだして自分の用事をさせ、その名まえや、戦いの合言葉や、衣装を借りうけて、そういう由緒ある衣装をつけ、そういう借り物のせりふをつかって、世界史の新しい場面を演じるのである。」(カール・マルクス、『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』 国民文庫版、p.17-18)
マルクスの言葉どおり、ヒトラーが1度目の悲劇として現れ、今小泉が2度目の茶番として現れたのであってもらいたい。そして「行けるものなら行って見ろ」と叫びたい。
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