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イタリア中道左派連合、首相候補の予備選を実施(asahi.com)
2005年10月16日18時31分
来春に予定されるイタリア総選挙を前に16日、中道左派連合「ユニオン」の首相候補を選ぶ予備選挙が始まった。政党間の「談合」ではなく、支持者の投票によって首相候補を決め、連合内の結束を強めることが狙いだ。国政レベルでの予備選の実施は初めて。プロディ元首相の勝利は確実とみられるが、小政党が乱立する同国の政治風土に根付くか注目される。
約9700カ所の投票所で行われた予備選挙では、総選挙が予定される来年5月の時点で18歳以上の有権者となる支持者らが、最低1ユーロ(約140円)を払って投票した。
候補者は、最大野党の左翼民主党が支持するプロディ元首相のほか、左派系「再建共産党」のベルティノッティ氏、「緑の党」のスカニオ氏、中道に近い「欧州民主連合」のマステッラ氏ら計7人。
プロディ氏は、96年から中道左派連合「オリーブの木」を率いて政権を取ったが、首相時代、オリーブ内の足の引っ張り合いに苦労し、2年半で総辞職を強いられた。
中道左派9政党は2月、「ユニオン」(イタリア語では団結、連合を意味する「ウニオーネ」)を立ち上げた。プロディ氏の提案で、各党は統一首相候補のもと、団結して総選挙を戦うために予備選を実施することで6月に合意した。
今年4月の地方選では、ベルルスコーニ首相率いる中道右派連合に圧勝。最近の世論調査でもユニオンが10ポイント近くリードしており、予備選の勝者が将来の首相になる可能性が高まっている。
プロディ氏は「2極の政党体制を確立するためにも、予備選システムは効果的だ」と話す。同氏が首相候補の立場を固めるため、どれだけの大差で勝つかに注目が集まっている。
http://www.asahi.com/international/update/1016/004.html
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