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● ニュースと感想 (10月09日)
「詐欺師と無責任」について。
二人の詐欺師の話をしよう。
一人は、「アガリクス詐欺」だ。「アガリクスで癌が治った」という嘘記事を書いて(書かせて)書籍で刊行し、同時に、アガリクスを販売してボロ儲け。あげく、薬事法違反で、逮捕された。(大々的に報道されたとおり。)
さて。これを見て、読売のコラムは、宣伝の片棒を担いだ名誉教授を批判した。「名前を貸しただけで本の内容は知らない」と弁解した名誉教授に対して、肩書きだけだけを貸すのは無責任すぎる、という趣旨である。(読売・朝刊・編集手帳 2005-10-06 )
話の趣旨は、もっともである。しかし、読売に、そんなことを言う資格があるんですかね? 自分自身の立場を振り返ってみるがいい。
小泉は靖国参拝に関して、こういう趣旨の弁解を述べた。
「これは私的参拝である。総理大臣という肩書きは、肩書きを書いただけで、その肩書きには意味がない」
これは、先の名誉教授に、そっくりである。どちらにせよ、自分の肩書きを、使うべきでないところで勝手に使ったあげく、「そんなの意味ないよ」と弁解している。本来なら、アガリクスの宣伝であれ、靖国の記帳 or 宣伝であれ、そういうところには、自分の肩書きを書くべきではないのだ。なのに、勝手に書く。ま、書いたなら書いたで、それに責任を取るなら、まだわかる。しかし現実には、書いたことに責任を取らずに、「そんなの意味ないよ」とすっとぼける。……無責任の極み。
この二人の無責任男に共通するのは、「どちらも詐欺師のようなものだ」ということだ。二人の詐欺師。二人の無責任男。……日本の面汚し。
ま、それはそれでいい。どの国にも、そういう詐欺師はいる。ただしね。そのうちの一人に拍手を送り、そのうちの一人をけなすのでは、ダブルスタンダード(二重基準)でしょうが。二枚舌というべきか。……それが保守派の読売の態度だ。
詐欺師を称えるなら称えるでいい。詐欺師を批判するなら批判するでいい。ただし、どっちかにしてほしいですね。悪人なら悪人らしく、悪を推奨すればいい。善人なら善人らしく、善を推奨すればいい。しかし、靖国詐欺を称えながら、アガリクス詐欺を批判するのでは、立場が矛盾している。
いい子ぶって、善人のフリをするのは、やめてもらいたいものですね。
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