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私は、前の大戦の終戦を様似で迎えた。近所の者は、天皇の玉音放送を聞いて涙を流していた。私は、当時、11才、父母に、戦争は終わったのとしつこく聞いて回って、こっぴどく叱られた。また、日本が負けた事も知らされたが、戦争が終わったことがとても嬉しくて、負けたことなどどうでも良かった。昨日までは、一億玉砕、竹やりで敵を耳にたこができるほど聞かされ、また、殆ど毎日のように、警戒警報のサイレンに脅かされていたのから解放されるかと思うと、喜びの方がひとしおだったのだ。当時、様似には化学工場があり、軍用の弾薬をつくっていたので、米軍の標的になっていた。私は、防空壕の前にたって、機関車をP51やグラマンが激しく攻撃するのも目撃、叱られた事も、また、学校の校庭に爆弾が落とされ、大きな穴が空いていたことも見ており、米軍の攻撃は、化学工場だけでなく、民間にも及び、我々も死の恐怖に晒されていた。その日からは、教育勅語も、明治憲法もかなぐり捨て、自由に話し、笑うことが出来るようになったのだ。それまで、こんなことは想像も出来なかった。それが、主権在民ということだったので、それまでは、日本国民は、臣民といわれ、生ける神である天皇の子ということで、自由に話したり、笑ったりすることは、はしたないとして許されなかった。今考えてみれば、実にあほらしい。そればかりではない、もし、これに反すると、憲兵や警察の目が光っており、捕まって投獄去れるという恐怖もあった。なぜ、今ごろになってこんなことを書くのか。それは、9.11の選挙にある。あの選挙は、憲法の前文にある選挙の原則を土足で踏みにじるものであったからだ。無法者小泉とまんまとそれに乗せられた戦争を知らない世代と、戦争時代に国民を弾圧し、こずき回した忌まわしい奴等の手で。
憲法の主権在民の原則が、これほど愚弄されている中、国会では毎日厭きもせず、小馬鹿にしたような、小泉の答弁がだらだらと繰り返されている。二言目には国民の支持を受けてという。国民の支持とは、一体全体何のことか、私には、理解できない。そこで、憲法を読んでみることにした。憲法の前文を読み始めたとき、私は、今回の選挙で何が行われたのか、はっきり知った。今回の選挙は、憲法に謳われた選挙の原則と主権在民の原則を、土足で踏みにじるものであったということをはっきり知らされた。それでありながら、民主党も共産党等野党もそのことを指摘しない。これほど、明らかに国民の最も基本的な権利が冒涜されているのに、白白しい、議論が続けられ、巷でも、学者、評論家など知識人といわれる人も、自分の権利が侵されているというのに誰一人そのことをいわない。何故なのか。これが私の大きな疑問です。これほど、日本では、憲法が無視されている。私には、その理由がわかっているつもりだが。
それは、憲法は、押し付けられたものだから、与党も野党も心のなかでは、そう思っているだろうから。本当にそうだろうか。確かに、この憲法は、敗戦の結果押し付けられたものである。それは事実である。でも、私のように、この憲法を心の底から喜んで受け入れている者にとっては、押し付けられてものだからこそいいと断言できる。理屈を並べる前に、憲法の前文を是非読んで欲しい。そこに書かれているのは、まさに、人類の叡智の結晶であると確信をもっていえる。ここに書かれている原則は、国を治める権利である主権は、日本国民にあると明記し、さらに、その権利の行使は、正当な選挙で選ばれた代表による、また、国政は、厳粛な国民の信託によるとその原則を明らかにしている。主権についてこれ以上はっきりと表示されているものを私は、見たことがない。押し付けられた憲法だからここまで記すことが出来たといえる。もし、これを、強欲、傲慢で、権力にごますることが得意な、日本人が作るなら、これほどまでにはっきりと国民に主権があることを謳えなかったことは明白である。これほどまでに洗練された、我々国民の愛すべき憲法が、無視されてきたのは、正に、その能力のない学者、旧体制の時にすすって甘い汁を忘れられない権力の亡者が、この国民の権利を再び奪還しようとする企みによる。主権が国民にあるからこそ、たとえ、政治が、汚職にまみれようと、金の亡者どもが、利権にたかろうとこれを正すことが出来る。しかし、今回の選挙では、この憲法の原則である、選挙と国民主権が侵された。今回の選挙は、首相である小泉が選択して行われ、彼が陣頭指揮をとった。だから責任がある。選挙は厳粛な国民の信託によるとあります。確かに、過去の選挙でも厳粛などということはなかった。むしろ、それを敢えて無視しようとしてきたふしもある。でも、今回ほど、あからさまな争奪戦と、過去の隠蔽(首相のレイプ疑惑)が図られた選挙はなかった(代表者の人格、資格を問わない)明らかに、限界を超えて狂気の世界であった。それ故、私は、主権の侵害を主張し、小泉の責任を問う。主権を尊べない首相は、国民の代表として相応しいか、否である。
もういちどはっきり言おう。評論家、学者、その他知識人と称してその特権に酔っている者よ。押し付けなどと厚かましい事をいう前に憲法の前文を読み直せ、その原則に立って主権者としての自身の義務を果たせ。誰もそれを逃れることは出来ない。それは、貴方がた個人としての日本人に世界が課した(米英ではない)義務ですよと。
一部の評論家は日本は、米国の植民地にされるなどとわめいているが、また、元やくざの浜幸などは、日本は負けたから、米国の属国でも仕方ないなどと言っているようで。憲法は、植民地憲法だなどと思っているようだが。もし、アメリカが本当にそう思っているならとんでもないことだ。この憲法の原則は、日本の強欲、傲慢な学者、政治家が絶対に認めることのない日本国民にとって死んでも手ばなしてはならい国政上の原則を保証していることを忘れてはならない。それは、日本人のみならず、他国、例えば、米国も無視は出来ない。特に、米国について言えば、憲法は、米国が勝手に制定して日本に押し付けたものというように思っているようだが、とんでもない、これは、日本人が受けいれた時には、紛れもない日本憲法で。アメリカもその主権は侵すことは出来ない。これを守る、守らないは我々日本人かかっていることをアメリカは知らなければならない。憲法の原則が、無法者、やくざの小泉の土足で踏みにじられたこの選挙は、小泉が国民のことなど眼中にないことをあからさまに証明した。もはや、憲法は、殺されたも同然である。これをみて、主権者である日本国民はどうするか、今正に憲法を与えた世界が、とくに、アジア諸国が厳しく問うている。日本だけの問題ではない。このことを、今眠ってる日本の賢者と称する知識人や政治家にいいたい。
英語も大切だが、今の私には、英語どころではない。自分の権利が時々刻々と侵されているのを見て寝てはいられない。
投稿者:chaka at 06:49
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