★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK15 > 402.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
小泉は大衆政治家だ。
内外芸能人との交流に文化的交流の目的ではなく、欲求満足の目的の為に熱心な事からもそれはわかる。
私はいつも細川さんとの比較で小泉と言う人物を見てしまう。
細川さんは、最後には誤りから離脱できた。
しかし、小泉と言う人物は何時までも権力にしがみつくのだ。
貧乏根性が取れなくて、自分の力量に相応しくない権力・地位に就いたために容易に手放したく無いのである。
しかし、彼は自分の力量・能力をよく知っており、これだけがまだ救いではある。国にとっても、また彼自身にとっても。
9・11選挙が始まって直後に思ったことがある。
「自民党内の郵政民営化反対派または反小泉派は、今回の小泉の郵政改革案はそのまま通過させてやって、小泉を持ち上げておいて来年9月の退陣を退陣を待ってから小泉の悪政からの回復を目指せばよかったのではないのか。郵政民営化法案もろくなものではないのだから、先に至ってその弊害を是正する法案を提出して可決させればよいのではないか。とにかく小泉には花を持たせて早く退いて貰うように図る方が彼の様な人物に対しては有効ではないのか。彼は自分の能力については熟知している筈だが、攻撃を受けると無闇に激しく反撃する性格である筈だ。今回の選挙で彼が負ければ、日本の政治はよい方向に踏み出すが、彼が勝利してしまえば厄介な事になろう。」
しかし、結果はご存知の通りとなった。
自民党内の対立は、私が外から眺めて考えるよりも更に深いものであったのだろう。
自民党内は混乱が深いはずで、この事は表立ってくるに違いないのだ。
今は、華やかにマスコミも勝利者?を持て囃している。
しかし、またまた混乱に至る筈だ。
実際、日本の政治の混迷は手のつけられない有様であるのが実情だろう。
力ある野党は存在は存在せず、従って国民に選択の余地がないのだ。
多くの国民は実際には困っている筈である。
民主党は、小泉ムードに乗っかって「右翼前原」を党首にしてしまい、
この事は、小泉自民党「応援隊」を造ったに等しいのである。
何処まで馬鹿なのか、と私は呆れてものが言えないのだ。
昨日、先の選挙で多くの国民が勧善懲悪・演歌精神で小泉応援投票をしたと書いたのだが、
もう一つ補足して置くと、
国民の中には、「郵政民営化法案否決と総選挙決定」を聞いた時に、
『不安感』を抱いた人達がかなりいた筈だと思うのだ。
要するに、
「小泉政権が揺れている。政治が安定しないとどうなるのかが不安だ。与党でありながら政権を動揺させている『裏切り者』が悪いんだ。民主党はハッキリしなくて頼りにならない」と思ったということです。
日本人はまだまだ、政府権力に頼りきりの、自己判断能力のない依存心の高い人達が多いのです。
そうであれば、投票率の高さが政治の改革方向に作用するのではなく、政治が萎縮する方向に作用する事になるのです。
この様な人達は、勧善懲悪・演歌精神で小泉応援投票をした筈です。
所謂「忠臣蔵」について少し補足的に書いておくと、
浅野内匠頭の起こした刃傷事件について、
京都の公家達は「東戎(あずまえびす)達の政権はごたついておるのう」と考えたでありましょう。
この刃傷事件は、理由が如何なるものであれ、吉良公の虐めがあろうと無かろうと、また浅野公の人格が異常であったか否かは関係なく、「有ってはならない事」であった筈であり、したがって幕府の武士達は対応に苦心したものと思われます。
大石をはじめとする敵討ちを行なった者達のほかの旧赤穂藩士達を「意気地なしの裏切り者」として大衆芸能では扱う事が多かったと思いますが、藩が取り潰された後は、夫々の多くが生き残ってゆく事を、切腹してゆく浅野公は望んだ筈です。
また、敵討ちを行った者達は、ほかの残された藩士達の想いをも託されたものとして「代表者」として行動したとも考えられるのです。それを裏付けるものは残されてはいませんが。
何れにせよ、赤穂藩の藩士達は敵討ち行動に出ざるを得なかったのでしょうが、当時の武士達の行動原理として「家名を辱めない」と言うものがあり、これに従って行動したのであろうと考えています。
つまり、切りつけた浅野公の方に一方的な非が有るところで敵討ちを行なえば、浅野家と大石家をはじめとする家名は更に傷を恥の上塗りをする事になって傷を深めます。
従って刃傷事件では、やはり吉良公の側にも非があったものとしての当時の多くの武士達が認識が存在していたのではないでしょうか。
「勧善懲悪・演歌風選挙」。これが小泉勝利の手品の種。 小泉純一郎と忠臣蔵。
http://www.asyura2.com/0510/senkyo15/msg/371.html
投稿者 新世紀人 日時 2005 年 10 月 08 日 20:28:26: uj2zhYZWUUp16
2 81 +−
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK15掲示板