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日華事変と言う日中両国の開戦は、昭和11年の西安事件で計画されていた。
蒋介石が西安で監禁されて強要されて計画が成立したのであったが、
具体的な対日挑発としては、盧溝橋事件と通州事件があったと考えられる。他にも小さなものはあったが。
これ等の事件を偶発的なものと考えては「お目出度い」と言われるだろう。
盧溝橋事件は日本軍の駐屯部隊と国民党軍の双方に対する直接的な軍事的攻撃であったが、
通州事件は、民間日本人に対する大規模な残虐行為であり、両者の間には攻撃対象が軍隊と民間人の違いがある。
民間人への残虐な攻撃は、被害を受けた側の国民の心に「敵愾心」と「復讐心」とを生起させる。
私がかつて親から聞いた話の中に、日華事変直前の親の回りで聞かれた庶民の憤りの声として次のようなものがあったそうである。
「よくも残酷なやり方で日本人を殺してくれたな。次に戦争で出かけて行ったらやり返してやる。」
この様な声が多かったそうである。
この話は、とても印象に残っている。しかし、この話は、親の他からも聞いた事がある。
日華事変やその後のチャイナとの戦争において、日本兵の残酷行為が語られる事が多いが、本当の原因はここにあるものと考えている。
しかし、これについては活字にされたものを見た事は無い。
日本兵の残酷な行為は戦争一般の侵略者の行為として活字にされているのである。
日本兵であった人達の何人かが私に、「復讐としての兵隊の残酷行為は中国戦線で有ったと考えられる」と語ってくれた。
他の日本軍が進攻していった国々でフィリピンを除いて日本軍兵士の残酷行為が聞かれない事は、中国戦線での残酷行為が特異なものであることを示している。フィリピンにおいてはゲリラ兵の抵抗が激しかった事が理由であろう。これには勿論、米国の後押しがあった筈である。
しかし、チャイナの人民は長い歴史の中で幾つもの帝国主義的王朝から苛め抜かれ動乱が常態の中で生きてきたのであるから、残酷な行いを為し得るものとして、日本政府は日本国民に注意を促して置く必要があったと思う。
しかし、日本政府も言論人もそれをしなかった。国際感覚が欠如していたから注意を促す必要性を考えていなかったのである。外国を理解して対応法を考えようとしないのが日本人だ。
日本国民が前もってチャイナとチャイニーズについて予備知識を与えられていたならば、警戒をしたであろうし、残酷な行為をされても大々的に猛り狂うという事は無かっただろう。
随分と長くなったが、以上は実は「前置き」である。
本論の方が短くなりそうだが、過去の歩み、歴史から学んで欲しい為に、イデオロギー的なガラクタ歴史観に拠らない実話に沿った視点を提供したのである。
さて、本論は以下である。
バリ島テロ事件に類するものを幾つも続けて行って、日本人犠牲者が増えてゆくとすれば、そして「テロリストはイスラム教徒」との不確実な見解をマスコミが流し続ければ、そして、日本人に警戒心を持たせることなく旅行者として海外に出し続ければ、
日本人の心の中に「テロリスト?」に対する「敵愾心と復讐心」を生起させる事が出来るのだ。
そして、
テロリスト撲滅の為に「根拠地へ治安部隊を送り込め」と言う声が起きるであろう。
その声を起こしたい何者かが自作自演テロを起こす事は不思議ではない。
そうなると、テロリストの根拠地撲滅の為に、海外派兵出来る国防軍を組織しようと言う声が起きる。
その為には、「9条を変えて改憲しよう」ということになる。
こうして国防軍が組織化されたら、いつでも本格的な戦争がやれるようになる。
そして、チャイナへも中東へも戦いに行けることになるのだ。
帝国主義的侵略戦争を行い、チャイナや中東に幾つもの傀儡政権を造り、インド、パキスタンも傀儡化するための先兵として活躍すると言う事になる。
つまり、
(自作自演)テロ→テロへの対抗→改憲による国防軍創設→海外への出兵・戦争
と言う流れを予測出来るのだ。
以上の様に警戒しなければならないのだ。
本日4日、「共謀罪」法案を閣議決定した。バリ島テロ事件はこの為に準備?
http://www.asyura2.com/0510/senkyo15/msg/199.html
投稿者 新世紀人 日時 2005 年 10 月 04 日 12:25:05: uj2zhYZWUUp16
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