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(回答先: 政治選挙15を起動しました。 投稿者 管理人さん 日時 2005 年 10 月 01 日 09:24:27)
新潮社:平凡社『世界大百科事典』の抜粋:
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佐藤義亮(ぎりょう)が1904年に創立した文芸出版社。
1956年には出版社として最初の週刊誌『週刊新潮』を刊行して成功させ、出版社系週刊誌の大量進出への道を開いた。
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『聖教新聞』の印刷を請け負う「倒産再建中の企業」毎日新聞社を筆頭に、創価学会系雑誌の印刷・発行を競う大手新聞社と新聞社系の民放が、全く創価学会批判をしない状況下、やはり戦前からの長い歴史を誇る講談社は、平野貞夫・元・参議院議員の創価学会・公明党批判の本を、2冊も出版した。池田大作のレイプ事件報道では最も戦闘的な『週刊新潮』が、韓国のテレビ局の番組の内容を報じた。
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『週刊新潮 2005年10月6日号 P54−58
[特集] 韓国のテレビ局が報じた「池田大作とは何者か」
(写真説明)
韓国SGI本部と和光新聞(下)
SBSの番組で放映された池田大作氏の姿(上)と熱狂的な信者たち(右は『愛国大祝祭』のシーン)
池田氏の前に跪く公明党議員たち(番組より)
激しい出版妨害活動の対象となった『創価学会を斬る』(藤原弘達著)
証言する忠清大学のチョン・ジョンテク学長(上)
自公大勝で、公明党のスポンサー、池田大作・創価学会名誉会長の笑いは止まるまい。「総体革命の成就」とばかり、まさにわが世の春を満喫だ。が、海の向こうから、その創価学会への痛烈な批判が湧き起こっている。韓国SBSが放映した創価学会検証番組。そこでは、日本ではタブーとなった池田大作氏の実像が見事に炙り出されていた。
「驚きました。この番組は放送前に予告編を流すのですが、今回はその段階で抗議電話が殺到したのです。内容は“放送をやめろ”というもので、抗議電話ですべての回線が埋まってしまったほどです。私の携帯電話の番号もどこで調べたのか、知らない人間からひっきりなしに電話がかかり、罵声を浴びせられました」
そう語るのは、創価学会の検証番組を放映した韓国チムSBS(ソウル放送)の金鐘一(ジヨンイル)プロデューサーである。
SBSは、韓国の民放テレビ局として、MBCと並ぶキー局。そこで数々の番組を担当してきた金氏にとっても、それは初めての体験だった。
「この番組は、私が担当する『そこが知りたい』という報道番組で、8月27日の午後11時から1時間にわたって放映されました。韓国では、夜11時台というのは、深夜番組の範疇に入りません。ゴールデンタイムに準じる視聴率の高い時間帯で、この番組も視聴率13%をとりました」
放送当日には、
「放映反対のデモ隊3000人がテレビ局に押しかける」
という情報も流されるなど、厳戒態勢の中でのオンエアだった。
金氏によると、
「放送後も反響は凄かったですよ。“あんな話はウソだ!”とか“なぜSGIだけを叩くのか”“政治的な意図があるのか”という抗議電話が殺到しました。番組の趣旨に賛同する電話も半分ぐらいはありましたね。その中には“あの程度では、生ぬるい!”という声もありましたが……」
一説に、韓国SGIは150万人もの信者を抱えているという。人口が日本の3分の1強に過ぎない韓国では驚異的な数字である(注=SGIとは、創価学会インタナショナルの略で、学会の海外組織を指す)。
あまりの反響の大きさに、金氏をはじめ番組スタッフが面食らったのも無理はない。
ともあれ、番組の中身を見てみよう。
SBSの『そこが知りたい』は、進行役を韓国の人気俳優、鄭進永(チヨンジニヨン)が務め、わかりやすい語り口で、問題の本質を挟(えぐ)り出していくことで定評がある番組だ。取り上げるのも政治問題や社会問題、あるいは海外の出来事に題材をとるものなど、多岐に亘っている。
この回のタイトルは、
〈南無妙法蓮華経 韓国SGIをどう見るか〉
というものだ。
冒頭から、今年5月15日にソウルの蚕室総合運動場(オリンピック・スタジアム)で開かれた韓国SGIの「愛国大祝祭」の模様が大映しにされる。10万人の信者を飲み込んだ大イベントである。
熱狂的な信者たちが、人文字や舞踏を演じ、
「池田先生!」
と絶叫するサマは、金正日万歳を叫ぶ北朝鮮のマスゲームと瓜二つだ。
そして、番組は、信者たちが語る創価学会礼賛の言葉を紹介していく。
「生命から歓喜が爆発するんです」
「南無妙法蓮華経を4時間も5時間も唱えれば、生命が清らかになります」
「癌も、普通の病気も治ります。南無妙法蓮華経で、宇宙のリズムにあわせていくからです」
中には、こんな奇跡を語る信者も登場する。
「私は乳癌の3期だったんですよ。病院では死ぬか生きるか、と言われました。でも、(南無妙法蓮華経を唱えることで)これが治ったんです」
テレビ局のスタッフがすかさず問う。
「これを信じて治ったんですか?」
「そうです。だから、今でもこうして生きているんじゃないですか」
また、テレビ局のスタッフに対して、
「この宗教は必ず信じられるようになりますよ。私は確信しています。なぜなら、(この世に)こんな宗教があればよい、ということをみんなが願っているからです」
と語りかける信者も出てくる。
言論妨害、盗聴、不正投票……
しかし、番組は、その熱心な信仰の中で、家族関係に亀裂が生じている例も紹介する。
「(創価学会は)狂信的で、家族をなおざりにしてしまうんです。妻は、毎日午前中の11時頃出ていって、午後5時頃まで帰ってきません。何をしているのか探ってみたら、和光新聞(注闘韓国版の「聖教新聞」のこと)を配っているんです・…」
前夜もこの問題で夫婦は大喧嘩をしたという。信者である夫人は、こう語っている。
「私は遊びに行っているわけではないし、贅沢をしているわけでもない。新聞を配っても、学会からはお金ももらっていません。南無妙法蓮華経を唱えることによって、病気の解毒になるんです。だから、子供たちも病院に行かなくて済むんです」
一心不乱に題目を唱え、必死で信仰する姿は、日本の学会員も韓国の学会員も変わりはないようだ。
そして、SBSは、創価学会が持つ特異な体質を次第に掘り下げていく。
番組は、池田大作氏とは、そもそも何者なのか――という本題に入っていくのである。
「池田先生のスピーチを勉強してみれば、本当にあまりにも偉い方だということが、自然にわかるようになりますよ」
と語る信者の姿を映し出しながら、池田大作氏に対するこの絶対的な支持と信頼の不可思議さ、そして、自分の家に池田氏の写真を大切に飾り、絶対的な師として仕える信者たちに疑問の目を向けていく。
そして、場面は日本に。ここで、番組は、創価学会を脱会した日本人元信者の経験談を紹介する。
選挙の時に朝早くから、公明党への票を獲得するために信者を奔走させたり、選挙運動に有無を言わせずウグイス嬢として駆り出す、政治集団としての創価学会の姿を浮き彫りにし、公明党を創設した時の池田氏の姿と、その前でひざまず跣いて指示を仰ぐ候補者たちの写真を番組は映し出す。
そして、創価学会が引き起こした1968年の「不正投票事件」、69年の言論出版妨害事件、さらには、70年の共産党・宮本顕治委員長宅盗聴事件などを、当時の日本の新聞報道と、ジャーナリスト・乙骨正生氏、あるいは元創価学会顧問弁護士の山崎正友氏らの証言をもとにこう振り返っている。
「新宿という、若者が沢山住んでいる町で、送られてきた投票入場券を創価学会の活動家が抜いて、年格好が似た人間をダミーとして行かせて、公明党に投票させたのです」
「創価学会を批判する本に圧力をかけて出版できないようにするという言論出版妨害事件は、70年の国会で大問題になりました。これは、日本では言論・出版の自由を侵害する、憲法に違反する重大事件でした。池田創価学会会長は、この一件で、公式に謝罪文まで発表しなければなりませんでした」
「創価学会を激しく攻撃する共産党の情報を集めるべく、創価学会は共産党委員長宅に盗聴器を仕掛けました。もちろん池田氏も承知の上でのことで、(その実行者たちを池田氏は)激励したのです」
今や日本のマスコミではタブー視され、公に議論することもできない創価学会の特異な体質と歴史。SBSは、これを果敢に報じたのである。
寄付への見返り
取材に協力した乙骨氏はこういう。
「政治は創価学会の票に縛られ、メディアは学会のカネに縛られている現在の日本の状況を考えると、この番組が新鮮に思えます。
“創価学会翼賛体制”といってもおかしくない日本では考えられない、客観的で良質なドキュメンタリーです。与党として権力を握ったこの巨大宗教団体がやってきた行為や、自公政権を支える学会員たちの、今もつづく凄まじい選挙活動ぶりなどを、今の日本のテレビ局は報じることができるでしようか」
日本のテレビ局が学会について報道できた時代のことを、乙骨氏はこう語る。
「78、79年当時、第1次宗門紛争などで、山崎正友氏や原島嵩氏らが脱会した時などは、テレビでも、創価学会問題に触れた特集番組が放映されていました。
しかし、公明党が与党入りしてからは、そういうものは消えてしまいました。SBS以外にも、フランスやイギリスのテレビ局は、真っ正面から創価学会問題を捉えた素晴らしい番組をつくっていますが、日本では一切それができませんね」
しかし、この番組の圧巻は何といっても、池田氏が海外の大学等から贈られる名誉教授の称号や学位が、実は、多額のお金(寄付)による見返りであることを初めて暴露した点にある。
創価学会は、これまで池田氏が世界各国から学位や表彰状を受けていることを盛んに喧伝し、その数は学位だけでも180にのぼるものという。
番組では、韓国の大学からも16の名誉博士や名誉教授、そして感謝状が贈られたことを明らかにしているが、その一つ、済州島にある済州大学のチョ・ムンブ前総長は番組で、
「大学では世界文化に貢献した人に名誉博士号を与えるのは当たり前のことなのです」
と語っている。ところが番組は、池田氏に名誉教授を贈った忠清大学のチョン・ジョンテク学長から、こんな証言を引き出したのだ。
「私は(創価大学から)名誉博士号を受けたし、わが校を助けてくれたんだ。図書資金を5000(万ウォン=約500万円)出してくれて、発展基金に2億出して、また文化祭で3億嫁出してくれて、だから……」
忠清大学から池田氏に名誉教授の称号が贈られたのは、韓国経済がどん底にあった98年のことだそうだ。この学校にとって5億5000万ウォンという援助がいかに有り難かったか、想像に難くない。
SBSの金プロデューサーはこういう。
「私は、池田氏が、なぜそこまで名誉や学位にこだわるのか不思議に思いました。同時に、宗教指導者としての道徳観に疑問を持ったのです。そういう肩書や感謝状が、事実上、お金を払った見返りであることは、おかしいと思いますね」
ジャーナリストの段勲氏がいう。
「池田氏がもらう勲章や学位はカネで買っているんだろうという噂は以前からありました。しかし、大学で地位のある人物がこれを認めたというのは過去にも例がないと思います。貴重な証言です。池田創価学会は、日蓮正宗に破門されて以降、御本尊という象徴を失い、池田氏の神格化、カリスマ化を徹底して打ち出してきました。聖教新聞の1面に“池田先生に○○大学が名誉博士号授与”といった類いの記事が出るのは、そのためです。しかし、それにつれて、それまでは日常的に報じられてきた、学会が○○大学に本やパソコンを寄贈した、という記事が急に姿を消したんです。しかし、今回のSBSの報道で、それらが今も続いており、その見返りに池田氏へ名誉教授の授与などがおこなわれていることが、はっきりわかりました」
ちなみに池田氏を称賛した前出の済州大学に、本誌が改めて聞いてみると、時価5000万ウォン相当のコンピューターを寄贈されたことを認めたのである。
また番組では、創価学会がその政治力を生かして強引な宣伝を展開するサマも描かれている。
SGI通り――。
忠清北道鎮川郡に突如、そんな名前の道が現れた出来事をスッパ抜いているのだ。
番組によれば、郡の議員が村長(里長)のサインを偽造してまで道路にこの名称を冠し、住民の怒りを買ったことが明らかにされている。
韓国SGIはすでに地方議会でもこういう力を発揮しているらしい。
創価学会のためには、たとえどんなことをしてでも役に立ちたいという信者たちの異常な行動を、番組は地方の取材を通して掘り下げているのである。
「法的措置を検討する」
長く学会員としての生活を送った小川頼宣・元創価学会広報部副部長は、こう感想を語る。
「この番組は、非常に公平な立場から、学会の歴史、発展の経過、現状、問題点を検証していると思います。信者の特殊な心情や、政治との関係が強すぎる創価学会の特徴がよく描かれています。10万人が集まったという『愛国大祝祭」の部分などは、昭和39年に国立競技場に10万人を集めておこなわれた創価学会の『東京文化祭』に重なって見えました。マスゲームや人文字、それを見る人々……熱狂し、感動した学会員たちは、やがて“池田先生のために”という言葉のもとに、より結束したものです。日本ではこれを契機に拡大路線と、政治との結びつきが強固になっていったわけですが、番組はそこを捉えています。日本では創価学会の圧力のために、このような番組を見ることはできませんが、日本のマスコミにも、権力の暴走を許さないために、真実をぜひ伝えて欲しいと思います」
SBSの金プロデューサーがいう。
「この番組の取材は驚きの連続でした。創価学会がかつておこなった言論出版妨害事件や選挙違反、盗聴事件……等々、SGIの信者は誰も知らないのです。ほぼ全員が知らないといってもいいでしょう。そんな馬鹿な、と思い、SGIの幹部に聞いても、やはり知りませんでした。つまり創価学会がどんな団体で、過去にどんなことをやってきたか、その肝心なことを信者は何も知らないのです」
金プロデューサーは、公明党についての認識も同様だと、こう語る。
「韓国では、公明党は過去の侵略を反省した上で、中国や韓国との友好を熱心に推進している政党だと思われていますが、実際には、靖国参拝や教科書問題で強硬姿勢を貫く小泉政権と連立を組んでいる。そして、過去にも選挙違反に関係したり、幹部の人事が池田氏の意向で決められることも指摘されている。そういうことが韓国では全く知られていないのです。すでに地方議会にSGIは影響力を持っており、将来、日本で起っている問題が韓国でも起きるのではないか、と思っております。日本のマスコミでは創価学会はタブーだそうですが、我々は韓国の報道機関であり、国民に真実を知らせる義務がある。これからもタブーにはどんどん挑戦していきますよ」
日本のマスコミ人に聞かせたい言葉である。
ちなみに、創価学会にこの番組への感想を問うと、「番組は重大な事実誤認や悪意に基づく意図的な編集が施されており、法的措置を含む対応を検討しております。従って、現時点では、コメントを差し控えさせていただきます」(広報室)という答えが返ってきた。
しかし、一体、この番組のどの部分が事実誤認や悪意に基づくものなのか、具体的な指摘は一切ない。
報道に対して即座に、
「法的措置を検討する」
という反応は、この団体が持つ特徴である。ちなみに、フランスでメディアヘの訴訟を連発したフランス創価学会が、これを理由の一つとして、「カルト(セクト)」と国会で報告されたのは、あまりに有名だ。
時は移っても、そして洋の東西を問わず、この団体が持つ特異な体質は、変わることはないのである。
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