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(回答先: 靖国参拝→近隣諸国と関係悪化→日米関係悪化論 堺屋氏（ＴＢＳ） 投稿者 どん兵衛 日時 2005 年 10 月 22 日 22:29:18)
＞堺屋元経済企画庁長官は、ＴＢＳの番組「時事放談」の収録で、中国や韓国などとの関係が悪化していることに関連し、外交戦略がなくなっていることに危機感を持つよう訴えました。
＞ 「周辺諸国のどことも摩擦がある国は世界中でいうと日本とイスラエルなんですね。それを日本人は非常にのんきに構えている。日本をどこに持っていくのかという外交の基本をつくるところがなくなったわけですよ」（堺屋太一 元経済企画庁長官）
私もそう思います。以下の内容は他の掲示板でも述べましたが、日本ははっきりと自国のスタンス・国の姿を世界にアピールできず、中国・フランス・ドイツに遅れを取っています。アメリカにさえ追随すればいいと思っているが、それじゃあ湾岸戦争の時みたいにアメリカからすら「都合の良い女」として軽視されるでしょう。戦後の日本の政治家にはアメリカ国益派や中国人国益派はいても、日本国益派がいない。日本の政治家で日本人といえるのは李登輝くらいのものだ。本物の日本人が腹で台湾の人間に負けている。
アメリカの国益＝日本の国益じゃないことが政治家も官僚も分からず、形ばっかり学校で日の丸・君が代実施率強制的に１００％にして、「心のノート」配って愛国心。そうじゃないでしょう。もっと日本の姿を積極的にアピールしていかんと。小泉さんにはアメリカの外交戦略があって、日本が見えないね。小泉さんはどこの政治家なんですか。アメリカの政治家なんですか？台湾の人の方がよっぽど日本が見えているんじゃないか？あんな靖国神社参拝のパフォーマンスで、日本独自の何かを見せようという形ばっかりなんだよ、日本の政治家や官僚は。それじゃほんまにこの先中国に食われてしまうぞ。大切なのは独自の理念なんだわ。アメリカと一体化するだけでは出てこない日本独自の日本らしい理念。
中国や韓国が靖国参拝を軍国主義と批判すれば、日本国内の右派は小泉に理念ありと勘違いして応援するだろう。あんなのは国民向けのパフォーマンスであって軍国主義じゃないんです。軍国主義と呼べるほどの理念なんて戦後日本の政治家にはないんです。それを中国や韓国、そして日本の人達には分かってほしいのです。戦後日本には外交理念がない。だから湾岸戦争であたふたする。あんなアメリカ一辺倒のなまこみたいな奴を軍国主義の復活として非難したら、彼らの株はかえって上がるんだ。
中国や韓国の人は本当に今の日本の自衛隊が中国大陸や朝鮮半島に攻め込むと思っているのですか？もし、思ってないなら、批判はやめて無視して欲しい。騒げば騒ぐほど愛国者コイズミの株が上がるから。まさに中韓が反発すればするほど、自称愛国者が小泉を支持し、日本の外交理念のなさがおし隠されてしまうだろう。中身のない愛国心で威圧する者が増えるだろう。それは日本にとって百害あって、一利なしである。その日本の国の中身を世界に提示することが求められているのに。
日本は敗戦でアメリカに金玉を取られ、米軍のメンテ・補給役に徹することだけが愛国心になってしまった。それで裏から少しずつ日本の国益がアメリカ・中国に収奪されていく。愛国主義とは軍国主義や天皇崇拝とは全く性質が違うものでしょう。必ずしも文部省の押し付けでない色々な愛国心があっていいと思う。 ただ、理念を世界に示して欲しい。あんな小手先のパフォーマンスではなく。
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