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(回答先: 娘なじめず「周りの子が悪い」 [スポーツニッポン] 投稿者 white 日時 2006 年 2 月 18 日 23:28:50)
【関連】 言葉や文化で壁
孤立する在日外国人
「お母さん同士の付き合いが難しい」「娘がいじめられていないか」。滋賀県長浜市で幼稚園児二人が殺害された事件で逮捕された、中国籍の主婦谷口充恵(みえ)容疑者(34)=本名・鄭永善=は事件前、周囲に不安を漏らしていた。在日外国人の支援者は「多くの子育て中の母親が言葉や文化の壁にぶつかり、同様の悩みを抱えて孤立している」と指摘する。
横浜市の民間非営利団体(NPO)在日外国人教育生活相談センター・信愛塾の竹川真理子相談員は「『子どもが輪に入れない』など、自分のことよりも子どものことで悩む母親は多い。国際結婚が増え、髪の毛を振り乱して相談に来る母親が増えている」と話す。
「日常会話はできても、教育にかかわる問題など細かい話はできない。どこで、どう自分を表現していいか分からず、孤立する」といい、「夫や保育園など、身近な人が悩みを受け止める必要がある」と指摘する。
難民支援などを行う難民・移住労働者問題キリスト教連絡会(東京都新宿区)事務局の佐藤直子さん(56)も「職場などのトラブルを突き詰めていくと、不完全な日本語が互いの理解を妨げている問題に突き当たる」と話す。
一昨年六月、新宿区の団地で母親の母国マレーシアから来日した当時中学二年の少女が男児を突き落とす事件があった。事件をきっかけに文化庁や自治体は、日本語教室に力を入れている。
佐藤さんは「自治体の語学教室に通う人は多いが、こうしたサービスを知らない人たちもいる」と話している。
■送迎当番制を休止
殺害された二人の園児が通っていた滋賀県長浜市立神照幼稚園は十八日、緊急保護者説明会を開き、父母が順番で複数の園児を送り迎えするグループ登園の休止などを説明した。
説明会は、幼稚園に隣接する市立小学校の体育館で約一時間行われた。加害者が別の園児の母親というショッキングな事態を受け、父母ら百六十四人が硬い表情で出席。参加者によると、全員で黙とうした後、中川明園長が事件の経緯を説明、涙を流しながら聞く人もいたという。
グループ登園の休止について、園側は保護者が個別に徒歩で送迎するよう要請した。ある母親は「グループ登園は、子どもや親のコミュニケーションが図れ、親の負担が軽くなるのに」と残念がった。一方で「安全でいい」と理解を示す声もあった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060219/mng_____sya_____012.shtml