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(回答先: <殺人>5歳の2人刺され死亡、別の母親を逮捕 滋賀(毎日新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 2 月 17 日 14:12:17)
□保護者の送迎あだ…園児刺殺容疑者、反省なく犯行供述 [読売新聞]
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060217i117.htm
保護者の送迎あだ…園児刺殺容疑者、反省なく犯行供述
園児をめった刺しにする残忍な犯行の背景に一体何があったのか。滋賀県長浜市で17日、市立神照幼稚園児の武友若奈ちゃん(5)と佐野迅ちゃん(5)が登園途中に殺害された事件。殺人容疑で逮捕された2人の同級生の母親、鄭永善容疑者(34)は、日本の生活になじめず、幼稚園の送迎について悩んでいた様子だったという。
しかし、子どもたちを守るべき集団送り迎えがあだとなった、まさかの凶行だけに、関係者にはやりきれなさが募った。
「子どもたちを車に乗せた後、どこで殺そうか迷った」。逮捕当初、放心状態だった鄭容疑者は次第に落ち着きを取り戻し、取調室で捜査員から「中国語の通訳をつけます」と告げられると「日本語で大丈夫です」と答え、淡々と犯行の詳細を話し始めた。反省や悔恨の言葉はなく、詳しい動機も語っていない。
神照幼稚園によると、鄭容疑者の長女と、亡くなった若奈ちゃんは同じ「すみれ組」。仲良しで、園内や近くの公園でよく一緒に遊んでおり、それぞれの自宅も行き来していた。
ところが、鄭容疑者は母親同士ではなじめず、パート勤めをしていたスーパーも、昨年3月に辞めた。
近くの住民らによると、鄭容疑者は中国に出張してきた会社員の夫と知り合い、来日して結婚。約2年前に現在の一戸建て住宅に引っ越してきた。しかし、知人女性に「友達ができない。幼稚園のお母さん方とうまく付き合えない」と漏らしていた。この知人は鄭容疑者が「中国なまりの日本語を気にしていた」と話す。
長浜市の市立幼稚園では、年少組(3歳児)までは保護者がそれぞれ自分の子どもを送り迎えするが、年中組(4歳児)、年長組(5歳児)は通常、多ければ近所の園児8人を一つのグループとして保護者が交代で送り迎えする「グループ送迎」制をとっている。
鄭容疑者は、このグループ送迎を嫌がり、長女が年中組になると、園側に「個人送迎を続けたい」と訴えた。園側は「子ども同士のコミュニケーションになるし、親同士の助け合いもできる」と説得。これで鄭容疑者もグループ送迎に参加するようになったが、長女を心配して当番でない時も長女に付き添い、グループより先に連れ帰ることもあった。
鄭容疑者は長女の様子を気にし、「娘は仲良く遊んでいますか」「ちゃんと成長しているでしょうか」などと、度々、同園に相談していた。
同園関係者は「ほかのお母さんより心配性だと感じていた」と話し、保護者の一人は「みんなで子どもたちを守ろうというグループ送迎が事件の背景にあるのなら、悲しい」と話した。
若奈ちゃんは「元気で活発な子」と評判で、キックスケーターや縄跳びが得意だった。迅ちゃんは虫が好きで、父親と近くの林でクワガタやカブトムシを捕り、得意そうに披露することもあった。
若奈ちゃんと迅ちゃんの遺体は午後10時20分過ぎ、車でそれぞれの自宅に戻った。迅ちゃん宅では、弔問に訪れた市教委幹部が「お悔やみ申し上げます」と言葉をかけると、父正和さん(33)が泣き崩れた。
(2006年2月18日2時5分読売新聞)