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官製談合「一種の業務」 初公判で元課長の供述明かす
http://www.asahi.com/national/update/0214/TKY200602140437.html
2006年02月14日23時16分
東京地裁で14日開かれた旧「新東京国際空港公団」発注の電機設備工事をめぐる談合事件の初公判で、公団側の担当者が官製談合を続けた動機や、天下りOBを含めて「身内の論理」で貫かれた受発注の実態が明らかになった。
競売入札妨害の罪に問われた元工務部電気課長・客野悦志被告(56)は調べに対し、談合で受注業者を決め、予定価格を漏らしていたことについて「一種の業務のようなものだった」と供述したという。検察側は客野元課長らの調書の内容を明らかにした。
それによると、客野元課長は「小さな公団のさらに小さな電気職の中で孤立したくなかった。私一人が違法行為をやめようと思っても(公団内で)そっぽを向かれ、業者も冷たい姿勢を取る。トラブルを避けたかった」と供述。今回の事件を前任の電気課長だった元工務部次長の伊藤貞夫被告(57)=同罪で起訴=と自分の2人だけの問題として片づけないで欲しい――と述べたという。
一方、電機設備メーカーに天下った公団元職員は、「仕事らしい仕事はなく、週に1度、公団を回って情報を取っていた」と供述した。元職員は公団を訪れて「今の工事が終わると工事がなくなる。私のメンツが立たない」と訴えるなどしていた。