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脱線した神戸電鉄の回送電車=22日午後3時23分、神戸市北区有野町で
朝日新聞からhttp://www.asahi.com/national/update/0122/OSK200601220006.htmlより引用
回送電車が踏切で脱線、けが人なし 神戸電鉄
2006年01月22日21時06分
22日午後0時25分ごろ、神戸市北区有野町唐櫃(からと)の神戸電鉄有馬線、有馬口駅西側の踏切付近で、鈴蘭台車庫行きの回送電車(4両編成)が脱線した。乗客はおらず、村井正則運転士(39)にけがはなかった。この事故で同線の一部区間が不通となり、神戸電鉄は代替バスを運行させた。有馬署は同日、実況見分をし、23日に現場検証に切り替えて原因を調べる。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は22日夜、調査官2人を現場に派遣した。
神戸電鉄などによると、この電車は22日午後0時24分ごろ、有馬口駅で乗客全員を降ろし、回送電車として出発。まもなく最初の踏切に差しかかったところで、1、3両目の後部台車の車輪が線路から約80センチ外れたという。脱線後、電車は4両目が踏切内にとどまる形で停車した。
有馬署の調べに対し、村井運転士は「踏切を約20メートル越えたところで、車両の後ろの方から『ガリガリガリ』と音が聞こえたので、ブレーキをかけた。外に出て確認したら脱輪していた」と話しているという。現場は緩いカーブで、置き石などや不審者の情報はないという。
線路の近くに住む主婦(77)は「いつもの音とは違う何かを引きずるような音がしたので、窓を開けたら電車が脱線していた」と話した。別の主婦(65)も「『ドドド』という地震のような音がしたので、あわてて外に飛び出した」と語った。
同電鉄は、対向電車と脱線車両が接触する危険が生じたため、現場を含む谷上駅から、岡場駅(いずれも同市北区)間の運行を上下線とも取りやめた。両駅に至る路線では折り返し運行した。
有馬線は、有馬温泉駅(同市北区)と湊川駅(同市兵庫区)を結ぶ。現場は有馬口駅の西約100メートルで、周囲には新興住宅街や農村が広がる。