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2006年1月13日(金)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-01-13/2006011314_01_2.html
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今月三日、神奈川県横須賀市内で米兵による暴行を受け殺害された佐藤好重さん(56)の告別式が十二日、同市内の「おりょう会館」で営まれました。親族や友人、知人、米軍関係者など約百八十人が参列。式場は、すすり泣く声やおえつが漏れ、深い悲しみに包まれました。遺族を代表して三男の克樹さんが「(加害米兵が)二度と世の中に出ることがないよう親族一同願うばかりです」と顔をゆがめ涙をこぼしながらあいさつしました。(要旨別項)
ひつぎには、佐藤さんが愛用していた着物や大好きだったゴルフのウエアが収められました。また、祭壇に飾られた、佐藤さんが生前、手編みで帽子を作るなどして大切にしていたサルの人形も添えられました。最後の別れに、着物を入れた女性は泣き崩れました。
出棺時には、二年前になくなった佐藤さんの夫の告別式と同じ「涙(なだ)そうそう」が流されました。
同式には、日本共産党の根岸加寿子横須賀市議も列席しました。
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■「母の無念胸に」
■三男・克樹さんのあいさつ
母は、料理がうまく、常に清潔で、花を愛する人でした。そんな母の描いた、すばらしい花の切り絵が私は大好きです。
いつも清潔で花に囲まれた明るい家庭にしてくれた母に感謝します。
優しい絵を残してくれた母に感謝します。
食べきれないほどの、料理を作ってくれた母に感謝します。
亡き父に最後まで寄り添い、声をかけてくれた母に感謝します。
たまにしか会わない、親不孝ものの三人息子に、「もっと、しっかりしなさい」と、いつもきつく笑顔で言ってくれた母に感謝します。
一月三日、その笑顔のみを思い浮かべ警察へ向かいました。
そこにいたのは、母ではありませんでした。
そんな姿にさせた人に、人情などないと思います。
二度と世の中に出ることがないよう、親族一同願うばかりです。
そして、私ども三兄弟は、母の無念を胸に、母の教えを守り、しっかりと生きていく所存でございます。まだまだ、未熟な私たちですが、みなさま方には、ご指導、ご鞭撻(べんたつ)を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。