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現場から11キロ、37m突風観測…羽越線脱線8分前
山形県庄内町のJR羽越線脱線・転覆事故で、事故発生の8分前に現場の西南西約11キロに設置されていた風向・風速計が最大瞬間風速毎秒36・9メートルの南風を観測していたことが6日、わかった。
ここから事故現場を挟んで約14キロの直線上にビニールハウスの倒壊など、マイクロバーストによるとみられる突風の痕跡が点在しており、県警捜査本部などは、突風と事故の因果関係を解明する貴重なデータとみている。
最大瞬間風速36・9メートルは25日午後7時6分、国土交通省酒田河川国道事務所が赤川河口に設置した風向・風速計によって観測された。この地点から約3キロ東の風速計はほぼ同時刻に22・5メートルを記録しており、極めて限られた範囲で突風が起きたとみられる。
4日間にわたって現場周辺を調査した日本風工学会の小林文明評議員(気象学)は「このデータは、事故現場に突風をもたらしたとみられる積乱雲の影響をとらえている可能性が高い」と話している。
一方、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会から派遣された航空気象専門の調査官らは6日、クロマツ林など直線上に点在する突風の痕跡を調査。また、事故調は同日、JR東日本秋田総合車両センター(秋田市)へも委員らを派遣、事故車両の詳細な調査に着手した。
(読売新聞) - 1月7日3時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060107-00000501-yom-soci