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□<タリウム事件>少女の親族、手紙で心境 [毎日新聞]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/shizuoka_poison.html?d=28mainichiF1228e001&cat=2&typ=t
<タリウム事件>少女の親族、手紙で心境 静岡 (毎日新聞)
静岡県伊豆の国市の県立高校1年の女子生徒(16)が母親(47)に劇物のタリウムを飲ませたとして殺人未遂容疑で逮捕された事件で、少女の親族が27日、事件に対する思いを記した手紙(A4判、1枚)を報道機関に寄せた。謝罪や報道への意見を伝えたいものの、心労から取材には応じられないとして手紙を書いたという。
手紙では「世間をお騒がせし、地元の方々や在学していた高校関係の皆様に多大な御迷惑をお掛けいたしました事を深くお詫(わ)び申し上げます」と関係者に謝罪。
一番身近な母親が被害に遭っただけに「仲の良い幸せな家族だと思っていたのに、どう考えてみても分かりません」と複雑な心境をつづっている。「もう少し早く異変に気付いて対処していれば、これほどまでにひどい状況にならなかったのではないかと悔やまれてなりません」ともした。
また、一部報道に対し「ネコの生首があったとか、家族は以前から気付いていたなど、事実と違うことを書かれ非常に悔しい思いをしました」と記している。
少女は逮捕後、東京都内で精神鑑定を受けている。少女の弁護士は「本人が捜査機関に容疑を否認している状況なので、コメントは差し控えたい」とした。【古関俊樹】
◇ ◇
■逮捕された女子生徒の親族が公表した手紙の全文は次の通り。
今回の事件により、世間をお騒がせし、地元の方々や在学していた高校関係の皆様に多大なご迷惑をおかけ致しましたことを深くおわび申し上げます。
週刊誌にはネコの生首があったとか、家族は以前から気付いていたのにとか、事実と違うことをいろいろ書かれ非常に悔しい思いをしました。
本人は否認していますが、いつも笑顔で毎日忙しく飛びまわっていた母親は依然意識不明のままです。
仲の良い幸せな家族だと思っていたのに、「なぜ?」「いつから?」どう考えてみても分かりません。しかし、もう少し早く本人の異変に気付いて対処していれば、これほどまでにひどい状況にはならなかったのではないかと悔やまれてなりません。すべては私たち大人の責任です。私たちは非難されても仕方ありませんが、兄二人はとても優しくてしっかりした子たちなので偏見を持たれることなく、どうか温かく見守っていただきたく存じます。よろしくお願い申し上げます。親族一同
[毎日新聞12月28日]