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□自称「皇子」陶酔20分間 スター気どりで全面否認 女性4人監禁事件 [スポーツ報知]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1566670/detail?rd
自称「皇子」陶酔20分間 スター気どりで全面否認 女性4人監禁事件
東京、青森で10―20代の女性4人を相次いで監禁し、監禁致傷と傷害などの罪に問われた無職石島(旧姓小林)泰剛被告(25)の初公判が19日、東京地裁で開かれた。全身白ずくめで現れた自称「皇子(おうじ)」は、約20分間自分に酔うかのように熱弁を披露。起訴事実について55か所も否認する、すさまじい執着ぶりをみせた。
タートルネックのセーターの上にドレスシャツ、スーツ上下と“白装束”で現れた自称皇子。うつむき加減で入廷し、検察側が起訴状を朗読する際、落ち着かない様子で手元の書面に目を落としていた。それが認否では態度が一変。突如として歌うように罪状を否認し始めた。
「そのような事実は一切ありません」「従って不法に監禁しておりません」。背中まで伸びた茶色の髪を何度も手で気にしながら、時には身ぶり手ぶりを交え、腰までクネクネ。用意した文面を言い間違えると「あ、失礼」と何度も言い直し、最後には公演を終えたスターのように「以上」と言って、深々とお辞儀までしてみせた。
その後、検察官が冒頭陳述を朗読し始めたが、着席しても興奮が収まらない様子でモゾモゾしっ放し。書面に落ちたちりを息で吹き払ったり、弁護人を振り返ったり、傍聴人席をにらみつけたり、終始落ち着かない様子。さらに「被害者を家畜呼ばわりし」などという下りでは、首をかしげて笑みを浮かべた。
弁護人によると、「全面否認します」とひと言で済む罪状認否を、約20分間にわたり55か所も挙げて否定したのは本人の希望という。冒頭陳述で言葉巧みに女性を誘うと、一転して執拗(しつよう)に暴力や脅迫で恐怖心を植え付け、抵抗不能にしていく手口の詳細が明らかにされたが、その執着心が浮き彫りになった格好だ。
起訴状によると、石島被告は2003年12月から04年12月にかけ、女性4人を監禁し、うち3人に心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせた。検察側は冒頭陳述で「自分を『ご主人さま』と呼ばせ、女性を『家畜』『メード』と呼び、暴行や性的虐待を加えた」などと指摘した。
2005年12月20日08時15分