★阿修羅♪ > 日本の事件18 > 475.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
2005年12月13日06時30分
京都府宇治市にある学習塾「京進宇治神明(しんめい)校」の教室で小学6年の堀本紗也乃(さやの)さん(12)が刺殺された事件で、同塾アルバイト講師の同志社大4年、萩野裕(はぎの・ゆう)容疑者(23)=宇治市寺山台3丁目=は模擬試験の監督を外された前後に凶器の包丁を購入していたことが、府警捜査1課と宇治署の調べでわかった。府警の調べでは今のところ、包丁購入以前に事件に結びつく具体的な行動は確認されていないという。府警は、試験監督を変えられたという、ささいなことを同容疑者が逆恨みし、殺意を募らせたとみている。
調べによると、萩野容疑者は11月末〜12月初めごろ、紗也乃さんとの関係悪化を理由に、今月10日に予定していた試験の監督を後輩の講師(22)に代えると同塾校長から告げられた。今月2日、宇治市内のホームセンターで包丁2本を購入したという。
11月下旬には、紗也乃さんが萩野容疑者の担当する国語の授業の受講を12月からやめることが決まっていた。
萩野容疑者は紙ケースで包んだままの包丁2本と9日に購入したハンマーを自宅でバッグに入れ、後輩の講師しか出勤していなかった10日を選んで教室に持ち込んだ。包丁2本のうち1本(刃渡り17センチ)で紗也乃さんの首を突き刺したとされる。
警官が到着した際には、包丁2本とハンマーが教室に落ちていた。府警は、萩野容疑者は紗也乃さんとふたりきりになった教室を内側から施錠した後、これらの凶器をバッグから取り出して犯行に及んだとみている。
府警は、萩野容疑者が一方的に恨みを募らせ、授業を受けないなど紗也乃さんが距離を取り始めたことで殺意を強めていったとみて、さらに動機の解明を進める。
http://www.asahi.com/national/update/1213/OSK200512120058.html?ref=rss