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http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news003.html
福岡市博多区で十一月、二女(18)を殴ったとして博多署に傷害容疑で逮捕された母親(40)が、二女を産んでからほとんど外出させず、義務教育も受けさせていなかったことが六日分かった。福岡市教育委員会も月に一回程度、家庭訪問をしていながら、一度も二女に面会できずにいた。母親は「二女は発育不順で、外に出すのが恥ずかしかった」などと供述している。
調べでは母親は十月二十八日、博多区内の自宅で二女がテレビを勝手に見たことに腹を立て、顔や背中を殴り十一日間のけがを負わせた疑い。二女がそのまま家を飛び出したため、母親は近くの交番に相談。二女は公園などで寝泊まりしていたが、空腹に耐え切れず十一月一日に通行人に助けを求め、同署に保護された。同署は同日、傷害容疑で母親を逮捕した。
二女が「学校に行ったことがない」と話したため、母親から事情を聴いたところ、事実関係を認めたうえで「悩んでいたが相談相手がいなかった。養護学校などに相談すればよかった」と話したという。一家は夫と子ども三人の五人家族だったが、二女以外の子ども二人は独立し、当時は三人暮らし。母親は自分で漢字の読み書きなどを教えていたという。
同署は保護責任者遺棄の疑いもあるとみて捜査したが、食事は与え、養育を放棄したとは言えないと判断。傷害容疑だけ立件し、母親は十一月二十二日に十万円の略式命令を受けた。