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姉妹が殺害されたマンションに入る捜査員ら=5日午前10時46分、大阪市浪速区塩草2丁目で
朝日新聞からhttp://www.asahi.com/national/update/1205/OSK200512050019.htmlより引用
住居侵入で22歳の男を逮捕 姉妹殺害との関連追及へ
2005年12月05日11時44分
大阪市浪速区のマンションで住人の姉妹が刺殺され、部屋に放火された事件を捜査している府警浪速署捜査本部は5日、事件直前にマンションに隣接する食品会社に侵入したとして、住所不定、山地悠紀夫容疑者(22)を建造物侵入の疑いで逮捕した。山地容疑者はこのマンションに住む知人宅で殺害事件直前まで同居しており、姉の上原明日香さん(27)が事件前日にマンション内で目撃した眼鏡にリュック姿の男と酷似していることなどから、捜査本部は山地容疑者が姉妹の殺害事件に関与した疑いがあるとみて殺人容疑で調べる方針。
調べでは、山地容疑者は姉妹の部屋から出火した11月17日未明の直前の16日午後10時ごろ、現場マンション東側に隣接する食品会社の敷地内に不法に侵入した疑い。同容疑者は「寒さがしのげないかと思い、食品会社に入ろうとした」と建造物侵入容疑を認めているという。
マンションの住人が16日夜、食品会社の3階部分の外壁に何者かがしがみついているのを2階の通路から目撃。食品会社やマンションの配水管や消火栓の計3カ所から窃盗未遂容疑などで逮捕歴がある同容疑者の指紋や掌紋が検出されたため、府警が3日、建造物侵入容疑で指名手配した。
5日未明、現場から約1キロ離れた同区内の路上を歩いている山地容疑者を捜査員が見つけ、任意同行を求めた。同容疑者は黒いリュックを所持し、当初は「完全黙秘します」と話していたが、建造物侵入容疑については「その件であれば認めます」と供述したという。
山地容疑者は今年夏からマンションの一室に住む知人男性宅で数カ月間暮らしていた。一度出ていき、11月11日から数日間、再び身を寄せていたという。姉妹との面識はないとみられるという。
4階の姉妹宅では、事件前日の16日午前4時ごろ、階段付近にある配電盤のスイッチが操作され、2回にわたって停電するトラブルが発生。部屋の外に出た姉の明日香さんがリュックサックを持ち、眼鏡をかけた不審な若い男を目撃していた。
眼鏡の不審人物は15日夜にもマンション内で2度、住人に目撃されており、この男が山地容疑者と人相や体格が酷似していることがわかった。山地容疑者は普段から眼鏡をかけ、リュックサックを肩にかけていたという。
これまでの調べで、殺害された姉妹の財布からは現金が抜き取られ、妹の千妃路(ちひろ)さん(19)のカードキーもなくなっていた。犯人はカードキーを使って部屋の玄関を施錠して逃走したとみられており、府警はマンションの事情に詳しい人物の犯行とみて捜査していた。