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(回答先: 有希ちゃんの胸に刺し傷6か所、殺害は2日朝か(読売新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 12 月 03 日 14:58:51)
朝日新聞からhttp://www.asahi.com/national/update/1203/TKY200512020414.htmlより引用
下校児童また標的 Y字路で友達と別れる 栃木小1殺害
2005年12月03日01時12分
学校帰りに行方不明になっていた栃木県今市市の小学1年生、吉田有希(ゆき)さん(7)の遺体が2日、自宅から約65キロ離れた山中で見つかった。手を振って友だちと別れてから丸1日。関係者は言葉を失った。広島市での女児殺害の容疑者逮捕から2日、奈良市での女児殺害からほぼ1年。同じ小1女児、同じ下校途中がまた狙われた。対策に悩む学校や保護者らに、不安がさらに広がった。
◇
「『バイバイ』って手を振ったら、有希ちゃんも小さく手を振ってた。声はあんまり大きくなかった」。それが、1日に一緒に下校した同級生が最後に見た女児の姿だった。
同級生3人と今市市立大沢小学校から下校した女児は、午後2時50分ごろY字路で左側に行って1人になった。
小学校からY字路までの通学路は、幅3〜4メートルの舗装道路で、脇に側溝がある。道路沿いは街灯はなく、周囲には雑木林と田んぼが広がり、家が点在しているのどかな場所だ。
一緒に下校していた同級生によると、4人はほぼいつも一緒に遊びながら帰ったという。1列になって歩き、女児は3番目だった。「でも、いつもばらばらになっちゃう。石けりとかして遊んで帰るから」
同級生の母親(37)によると、女児が1人になってしまうY字路には、ふだんは祖母が迎えにくることが多かった。が、1日は女児1人だけで帰った。
Y字路から自宅に向かう途中で、通学路から横道にそれるように左手に雑木林に入る道がある。建設関係の作業場があるぐらいで、あとは木々が並ぶだけで薄暗い。学校によると、女児は祖母と一緒にこの道を通ることもあったらしい。
女児の自宅近くに住む女性は「林の中の道を1人で帰宅する女児を見かけたことがあった。『こんなところ1人で歩いたら危ないよ』と声をかけた」という。
◇
女児の小学校によると、女児は身長120センチと小柄ながら、体育が得意だった。跳び箱は4段の開脚跳びがうまく、クラスのお手本になっていた。10月22日に開かれた校内の持久走大会では1年生の女子22人中6位に入るなど、体力もあった。図工も得意で、熱心に絵画を描いていたという。
クラスの係や当番の仕事も友人と協力しながら取り組んだ。「自分から話しかけるようなことはしないが、笑顔のとてもかわいらしい子だった」(池田輝美教頭)という。
友人によると、女児が休み時間に友人らと遊んでいることは少なかった。「おとなしい、恥ずかしがり屋さんだった」。一方で、保護者の一人は「自分の意見をはっきり言える、しっかりした子だった」という。
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今市市では一昨年から市立小学校の新1年生全員に防犯ブザーを持たせていた。しかし、自宅に忘れたり、電池が切れて鳴らなかったりする例が目立っていた。
このため、市教委は、広島市で女児が殺害された事件の後、校長会を開き、ブザーを必ず持たせるよう指示した。
大沢小学校(児童数284人)では1年生の2クラスで担任が子どもたちに直接指導。今週に入って全員がブザーを持参したことが確認できたという。