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耐震偽装ホテル、舞鶴・京丹後にも 京都府、再計算せず
2005年12月02日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200512020044.html
ホテルやマンションの耐震偽装問題で、京都府は2日、再調査の結果、同府舞鶴市の「プラザホテル舞鶴」(鉄筋コンクリート造り8階建て)と京丹後市の「シティーホテル峰山」(鉄筋コンクリート造り8階建て)の構造計算書が偽造されていたと発表した。いずれも姉歯建築設計事務所が構造計算をしていた。府は11月下旬に再計算せずに「改ざんはなく耐震性に問題はない」と発表していた。プラザホテル舞鶴は2日から営業を休止。シティーホテル峰山も同日夜から休止する。
府土木建築部は「法令やマニュアルに従って確認したが、問題がないとしたのは時期尚早だった」としている。
府によると、プラザホテル舞鶴は木村建設の子会社「平成設計」(東京都千代田区)が設計し、鹿島建設関西支店(大阪市西区)が施工、シティーホテル峰山は豊國建設一級建築士事務所(大阪市北区)が設計し、豊國建設舞鶴営業所(舞鶴市)が施工した。それぞれ00年10月と01年9月に、いずれも府が建築確認を出していた。
鹿島本社(東京都)は「現在、社内で調査中」としている。豊國建設の椋本祐司・大阪本店長は「設計は平成設計に下請けに出したが、姉歯建築設計事務所に孫請けに出されていたことは知らなかった。構造計算書はチェックしておらず、偽造を見抜けなかった」と話した。
府は11月、建築確認申請書に添付された構造計算書を点検した際は、書面上のチェックのみで、国土交通省認定のソフトに数値を入力する再計算はしていなかった。
しかし、ほかの地域のホテルなどで偽装が発覚したため、再度、府内のコンサルタント会社に委託してコンピューターのプログラムで構造計算をしている部分について調査したところ、府に提出された建築確認申請書と耐震性能にかかわる数値などが違っていることが分かったという。
府は、耐震強度が十分かどうかなどを調べ、現地調査もしていく。