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姉歯関与206件に拡大、耐震偽装は43件に --- 7日に参考人招致へ
耐震強度偽装問題で、国土交通省は1日の民主党の国土交通部門会議に担当者が出席し、千葉県市川市の姉歯秀次1級建築士(48)がかかわった建築物が、計206件、構造計算書の偽造は43件にのぼることを明らかにした。30日までに千葉県などから報告されたという。姉歯建築士はこれまで、国交省の聴聞会などで、関与は194件、偽装は21件と証言していた。偽装発覚当初と比べ、建造物の被害件数は拡大しており、再調査の必要性も出てきた。
国交省は先月21日、姉歯建築士による偽装計算書が使用されたマンション・ホテルは21件と発表していた。完成済み14件のうち12件は、耐震改修を行政的に指導する基準を下回っており、震度5強程度の地震で倒壊の恐れがあるとしていた。
姉歯建築士も千葉県の調査に「21件以外は偽装はありえない」と説明。だが、国交省の聴聞会では「21件以外はありえないが、データがないものや記憶にないものもある」と、被害の拡大をにおわせていた。
一方、衆院国交委員会は1日、理事懇談会を開き、姉歯建築士を7日の国交委に参考人招致することを決めた。
姉歯建築士は、「6日以降ならば出席できるが、テレビ中継はやめてほしい」との意向を衆院事務局側に伝えていたという。
理事懇では「姉歯氏だけを例外にはできない」との立場で出席の交渉を進める方針が決まった。
姉歯建築士のほかに出席を要請するのは、昨春、姉歯建築士の構造計算偽造を設計事務所に指摘された民間検査機関「日本ERI」と、この経過を国交委で明らかにした「イーホームズ」の各社長。
先月29日の国交委で参考人として出席したヒューザーや木村建設の社長らは出席しない。姉歯建築士は前回、精神的に不安定であることを理由に欠席していた。30日の千葉県が行う予定だった建築士事務所認定取り消しをめぐる聴聞も、ドタキャンしていた。
ZAKZAK 2005/12/01