★阿修羅♪ > 日本の事件18 > 264.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: Re: 「総合経営研究所」 とは?(2) 投稿者 木田貴常 日時 2005 年 11 月 29 日 12:07:10)
『姉歯』受注
木村建設関連が4割
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051128/mng_____sya_____007.shtml
耐震強度偽造問題で、一九九六年以降に姉歯(あねは)建築設計事務所(千葉県市川市)の姉歯秀次一級建築士(48)が設計にかかわった約二百件の建物のうち、木村建設(熊本県八代市)と関連会社「平成設計」(東京都千代田区)両社による発注が七十件以上に上ることが二十七日、本紙の調べで分かった。この間に姉歯建築士が受注した全件数の四割近くを占める。同業の建築士らは「事実上の“大口専属”建築士の地位を守りたかったのでは」と偽造の背景を分析している。
本紙の調べでは、元請けの設計会社は、平成設計が五十件以上、木村建設も約二十件あり、計七十件以上に達した。
両社のほか、千葉県と東京都の設計会社二社が合わせて計約五十件の建築物の構造計算などを姉歯建築士に発注。元請け四社からの姉歯建築士への発注は計約百三十件で、全受注件数の六割以上に上っていた。
受注した建築物は、マンション(約九十棟)が最も多く、ほかにホテルや一戸建て住宅、事務所など。少数だが倉庫や携帯電話用の鉄塔、診療所なども設計した。マンションやホテルの構造計算の発注は、一件当たり百万円前後が多かった。
マンションやホテルは一件当たりの契約金額が高く、契約金額ベースで見れば、姉歯建築士が木村建設と平成設計に依存した割合は、受注割合以上に高いとみられる。
業界関係者によると、建設不況のため、仕事が早くて安い建設費で建てられるマンションを設計する人や、大手の専属は業界で「有能な建築士」といわれるという。
施工者らが建築費削減のため要請する“経済設計”について、構造計算を行う別の建築士は「建築士の資格を失いたくないから、安全性を犠牲にしてまでの経済設計は普通はしないが、大口取引先の専属建築士は珍しいため、その地位を失いたくなかったのではないか」と推測している。
構造計算書の偽造について、国土交通省は「次の仕事が来る以外に建築士にメリットはなく、メリットがあるのは施工者ら」として、姉歯建築士が設計した建物の大口施工者らと姉歯建築士との関係を調査している。