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◆ついに木造個人住宅でも
http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2005/11/28235502.php から転載。
マンション構造計算書の偽造問題ですが、ついに個人の木造住宅でも構造図の偽造が発覚。
大事なことは、ここで自治体がチェックして偽造を発見したこと。行政が、実際に、こういう点検をやる能力を持っていたからこそ、問題が発見できたのです。
しかし、構造計算のチェックはすでに民営化されていて、たとえば大阪府では9割が民間でチェックされています。こういう事態があと何年か続いたら、構造確認する能力など、行政から消えてしまう可能性大です。そうなると、いざ事件が起こったときに、行政は問題を調べることもできません、ということになりかねません。
こういう基準チェックを民間にゆだねることが何故問題なのか、今度の事件はそのことを分かりやすく示していると思います。
個人住宅でも姉歯事務所の偽造発覚 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051128it16.htm?from=top
個人住宅でも姉歯事務所の偽造発覚
千葉県船橋市は28日、姉歯建築設計事務所が設計した同市内の木造3階建て個人住宅2戸で構造図が偽造されていたと発表した。
一連の問題で個人住宅での偽造が発覚したのは初めて。
市が独自に構造図と構造計算書を取り寄せて再調査した結果、構造計算書に問題はなかったが、これを基に作られた構造図では、基礎部分の鉄筋が必要量より2割程度少ないことがわかった。市は「耐震性がどの程度損なわれているかは調査中」としている。
2戸の住宅は、民間の指定確認検査機関「UDI確認検査」(千葉県柏市)が建築確認を行い、2003年と04年に完成した。
(2005年11月28日22時37分 読売新聞)