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(回答先: 小嶋と犬山のヘッポコ漫才 [きっこの日記] 投稿者 white 日時 2005 年 11 月 25 日 22:01:38)
□構造計算書他の偽造について [論談・目安箱]
▽構造計算書他の偽造について
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0511/051121-9.html
構造計算書他の偽造について
(平成17年11月21日)
投稿者: 不明
この偽造問題では実際に設計した建築士のみが取り上げられます。 私も建築士の他関連資格を持つ者ですが、実務を考えると図面や書類を偽造したからといって、通常この設計事務所にはほとんどメリットがありません。
報道によると壁を薄くしたり、鉄筋の数を減らしたりということですが設計や図面を作る上で壁が薄かろうが厚かろうが手間は一緒です。 鉄筋にしても手書き図面でない限り、増えようが減ろうが手間は大して変わりません。
むしろ基準通り作ったほうが楽なはずです。 わざわざ大きな地震が起きるまでの間だけ普通に建っている建物を設計するほうが面倒です。
逆をいうと違法設計のデータとノウハウがあるのでこの設計事務所に依頼していたのかも知れません。 違法行為を告発しないことがわかっており、方法を説明したり強度不足の設計をするよう説得する必要が無いからです。
いくら不景気な業界でも手間は変わらないのに、発覚すれば免許取り消しの上に手錠の掛かることを承知で引き受ける設計事務所を探すのは大変なことでしょう。
設計事務所として、鉄筋や生コンを通常より減らして設計しても、設計の報酬が増えるわけありません。
建築を請け負った建設会社であれば材料や人件費の差額分が利益になります。 あるいは販売会社であればその分低価格の物件として売り出すことができます。
こういった設計図書や申請書類を用意してメリットがあるのは、設計事務所ではなく建設会社か販売会社 (不動産会社) であることがわかると思います。
そもそも、不正工事としてよくあるのはきちんと設計してしてある物を現場で手を抜いてしまうことです。 施工技術が複雑・困難で現場で変更してしまう場合もありますがコスト・金銭による理由が大半です。 今回のようなケースは珍しいと思います。
本当に建設会社や販売会社が何も知らなかったとしても、明らかに少ない材料に誰も気付かないということはあり得ません。 なかには基準の2割しか強度の無い梁があるそうですが、鉄筋工がそこまで明らかに少ない配筋に気付かないでしょうか? 薄い壁の型枠は?
同等物件に比べて明らかに納入量の少ない生コン業者は? そしてそれら多数の業者に発注していた元請である建設会社や現場の管理者はいつもの現場より発注量が大幅に少ない事も、ただなんとなく少ないと思ったのでしょうか?
それとも全く気付かない? 多数の物件を手がけた建設会社や、その現場担当者が誰も気付かないなんてあり得ません。
発注経路として、販売会社> 建設会社> 設計事務所> 今回の問題の設計事務所 (設計下請け) と報道されています。 他に建築前と完成時に指定確認検査機関がかかわります。
それぞれについて、指定確認検査機関は、建築確認の申請があった時に書類を検討したのでしょうか?
さらに完了検査では正しく検査したのでしょうか?
販売会社は完成した物件をノーチェックで販売したのでしょうか?
建設会社は施工を管理し、正しく完成させる義務を果たしたでしょうか?
そもそも設計事務所からあがった図面を社内素通りで現場に行ったのですか?
初めに設計を依頼された設計事務所は下請けの設計事務所 (建築士) に出した仕事をノーチェックで元請の建設会社に渡したのでしょうか? もし本当に気付いていなかったのであれば依頼した仕事の成果を確認すらしていないことになります。
そして問題の設計事務所 (建築士) ですが、危険性や違法を承知で引き受けたのですからもちろん責任はあります。
しかし、何もメリットの無いようなことを独断でやっていたとは到底考えられません。
▽構造計算書他の偽造について 2
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0511/051122-2.html
構造計算書他の偽造について 2
(平成17年11月22日)
投稿者: 不明
今回のいわゆる 「耐震偽造問題」 の大半に関与していたとされる木村建設が民事再生法申請を検討中であると報道されています。
<耐震偽造> 大半関与の木村建設が民事再生法申請を検討 (毎日新聞) - 11月22日3時11分更新
また同社のホームページは現時点 (2005/11/22 10:00) では
* ただいまリニューアル中ですので、しばらくお待ちくださいませ。
* 木村建設株式会社
と表示されています。 おそらく時間の問題かと思われます。
ホームページのキャッシュが残っていました。
トップページには
「11階建のビジネスホテルを6ヶ月で施工」 として写真説明 (写真そのものは残っていない) が掲示されていました。
これが、独自の工法による工期短縮なのか、例の設計事務所の設計による工期短縮なのかはわかりません。
また別のページには木村建設のモットーが掲げられていました。
我が社のモットー
一、 我が社は建築の仕事を通じ自分を磨き、お客様に喜ばれる会社になろう
一、 我が社はいつも計画を綿密にし、よく打ち合わせ手直しのないように仕事をしよう
一、 我が社はお客様の気持ちになり自分が住むつもりで誠意をもって家を造ろう
一、 我が社は日進月歩の世の中にいつも勉強し常に反省し改良を試みよう
一、 我が社は決めたことは必ず守ろう、終わったら必ず後始末をしよう。
なせばなるなさねばならぬ何事も、ならぬは人のなさぬなりけり
尚、木村という苗字が日本にたくさんあるように 「木村建設」 という会社も全国に多数存在します。 今回、大半の物件に関与していたとされる木村建設は
木村建設株式会社
【本社】〒869-5198 熊本県八代市敷川内町970-1
TEL(0965)38-1110? FAX(0965)38-1184
お問合せメールアドレス info@kimurakensetsu.co.jp
東京支店
〒162-0854 東京都新宿区南山伏町 2-16
総研牛込ビル2F
TEL (03) 5261-9821
福岡支店
〒810-0012 福岡市中央区白金1丁目 3-6
総研白金ビル1F
TEL (092) 524-3255
熊本支店
〒861-2106 熊本県熊本市東野1丁目 13-28
TEL (096) 368-1555
中国支店
〒745-0026 山口県徳山市住崎町1-20
原田ビル2F
TEL (0834) 32-1080
ですので、所有されている建物について 「木村建設」 で建てたという方はお間違えのないよう記載しておきます。 (全て木村建設のホームページのキャッシュに残っていた物です移転している可能性もあります)
▽構造計算書他の偽造 3・木村建設工事履歴
構造計算書他の偽造 3・木村建設工事履歴
(平成17年11月22日)
投稿者: 不明
工事経歴(平成5年3月 以降)
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0511/051122-3.html