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□大阪で逮捕の連続放火魔 東京の老女焼死 自供 「騒ぎ見ると達成感」 [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051119-00000019-san-soci
大阪で逮捕の連続放火魔 東京の老女焼死 自供 「騒ぎ見ると達成感」
大阪府警に連続放火で逮捕された男が、東京都墨田区で平成十四年二月に空き家が放火され、延焼した隣家の女性=当時(80)=が焼死した火事に関与していた疑いが強まり、警視庁捜査一課は十八日、現住建造物等放火容疑で住所不定、無職、尾上力被告(37)=強姦致傷罪などで公判中=を逮捕した。
都内では十三年九月に同区内で男性(60)が死亡した火事など、約二十件の放火を自供しており、捜査一課は向島署に捜査本部を設置、裏付けを急ぐ。
尾上容疑者は「火を付け、大騒ぎになっているのを見ると達成感と満足感が得られた」と容疑を認めている。
調べでは、尾上容疑者は十四年二月十日午前二時半ごろ、墨田区京島の空き家の塀にライターで火を付け、二階建て店舗兼住宅など三棟計三百四十三平方メートルを全半焼させ、無職、小西アイさんを焼死させた疑い。
尾上容疑者は十二年十一月から十五年六月にかけ、東京、大阪、京都、岡山の四都府県で、女子小中学生に乱暴する事件を起こして逮捕、起訴され、検察側が懲役二十年を求刑。その後、十一年と十五年に、大阪府高槻市内で民家に火を付け、女性が焼死した二件の火事など、百件以上の放火を自供した。
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■「乱暴と放火、生活の一部」
「小さい女の子を乱暴し、下着を盗んで、火を付けるのは自分の生活の一部だ」。大阪の放火事件の冒頭陳述などによると、尾上力容疑者は乱暴しようと小中学生を物色。その際、干している下着を見つけては盗み、空き家にライターで次々と火を付けていた。
平成十四年三月、勤務先の都内の配達ピザ店の売上金の着服が発覚。退職後は、大阪や岡山などを転々とし、犯行を繰り返してきた。
小中学生への乱暴は、親が不在であることを確認し、帰宅したばかりの女の子をカッターナイフで脅す手口。放火で死亡したのは六十−八十代のお年寄り。いずれも弱者がターゲットになったが、尾上容疑者は「いたずら目的で子供を探し、ゲーム感覚で火を付けた」とうそぶいた。
警視庁に逮捕された尾上容疑者は容疑を認めた上で、こうつぶやいたという。
「出所しても同じことを繰り返す。自分が怖い」
(産経新聞) - 11月19日3時1分更新