★阿修羅♪ > ニュース情報2 > 817.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□ナメたらアカン! 自転車加害事故 [ゲンダイ]
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/story.html?q=02gendainet05016959&cat=30
ナメたらアカン! 自転車加害事故 (ゲンダイネット)
●警察も取り締まり強化
自転車が加害者となる交通事故が増えている。昨年は「自転車対歩行者」の事故は2576件発生し、4人の死者も出た。スピードの出し過ぎによる無謀な運転や無灯火運転などはザラ。一時停止違反や信号無視、あるいは酔っぱらい運転など運転マナーの悪化が大きな原因だろう。
先週24日には、川崎市で女子高校生が悪質な2人乗りで道路交通法違反で摘発される事件があった。高校生らは警察官の注意を無視して2人乗りを続け、別の署員に注意されてもやめなかったため、中原署に任意同行された。
こうした悪質運転や事故増加を受け、この4月から警察庁は取り締まりの強化に乗り出している。警告に従わない悪質な違反者には罰金刑などを伴う赤切符を切ることになった。死亡事故を起こせば業務上過失致死罪に問われることだってあるだろう。
●6000万円の賠償請求
反則金くらいならまだいいが、問題は自分や家族が自転車事故の加害者になってしまった場合だ。相手が大けがで入院したり、死なせたりしたら巨額の損害賠償を覚悟しなければならない。
自転車のスピードが出ていなくても、衝突の際に転倒して歩行者が重傷を負ったり、死亡する事故も増えている。
車なら自賠責保険があるが、自転車にはなし。全額自分で負担しなければならないのだから一大事だ。
保険ジャーナリストの佐藤立志氏が言う。
「損害賠償金額が数十万円、数百万円は珍しいことではありません。最近、損害賠償金額自体がアップしていますし、相手に後遺障害が残ったりすると賠償額が跳ね上がります。1000万円を超えるものから最高6000万円もの損害賠償を請求された例まである。通勤や通学で毎日のように自転車を使う人は、損害賠償に備える保険も考えておくべきでしょうね」
●「自転車保険」はあるのか
転ばぬ先の杖、の意味で言うなら個人賠償保険に入っておくのがいいだろう。自分や家族が自転車に乗っていて、誤って人にケガをさせたときの治療費や弁護士報酬まで補償してくれる商品だ。
「自動車保険や火災保険に特約として損害賠償保険をつけることができます。単品で加入するよりこちらの方が保険料が安くなります」(佐藤立志氏)
たとえば、ニッセイ同和損害保険は、自動車保険に損害賠償金額が最高1億円の特約を付けると、年間保険料は970円高くなるが、単品加入より500円ほど割安だ。これで家族全員の補償をカバーできるのなら安いといえる。
また、警察庁所管の財団法人「日本交通管理技術協会」が発行する「TSマーク」は、同協会に加入する自転車店(全国に1万6000軒)での整備・点検とセットで1年間最大2000万円の損害賠償保険が付く。料金は点検料込みで2000円前後だ。
【2006年5月30日掲載記事】
[ 2006年6月2日10時0分 ]