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□どう使えば賢いか疾病保障付住宅ローン [ゲンダイ]
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/story.html?q=27gendainet05016942&cat=30
どう使えば賢いか疾病保障付住宅ローン (ゲンダイネット)
がんなどの大病にかかったら住宅ローンがチャラになる――。そんな新型住宅ローンが続々登場している。代表的なのは三井住友銀行の「三大疾病保障付住宅ローン」、三菱東京UFJ銀行の「7大疾病保障付住宅ローン」で、地銀など五十数行でも販売されている。どんなローンなのか。
今までの住宅ローンは「団体信用保険」をセットすることで、ローンを組んだ人が死んだり高度障害になると保険金で支払いが肩代わりされた。
しかし、がんなどで働けなくなっただけでは対象にならない。疾病保障付きローンは重大な病気と診断されると、ローンの残高分の保険金が支払われ、“完済”になる仕組みだ。
「三井住友はがん、心筋梗塞、脳卒中が対象で、三菱東京UFJはほかに高血圧性疾患、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変もカバーされます。借りられるのは三井住友で45歳以下、三菱東京UFJは50歳までです」(保険コンサルタント会社「アカラックス」の坂本嘉輝代表)
ただ、金利は割高だ。例えば三井住友の新型ローンで金利3%、3000万円を35年間借りると、通常より0.3%(約213万円)も余計に返済しなければならない。月にすると約5000円である。
三井住友のローンは、上皮内がんを除き、がんと診断されればその時点で進行具合にかかわらず、大抵は支払われる。ただ、脳卒中は60日以上たっても言語障害があるなどの後遺症が継続、急性心筋梗塞も60日以上働けない状態が続いていることが要件だ。
一方、三菱東京UFJは三井住友より金利などの負担が軽い分、条件が厳しい。医師ががんや脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などと診断しただけではダメで、その後13カ月間働けない状態が続くことが必要だ。
●身内が重大病で死去
「がんや脳梗塞などはなりやすい家系というのがあります。こういう人はいいかもしれません。具体的には祖父母や両親、兄弟にがん患者がいる人や身内に脳動脈瘤が破裂して起きるくも膜下出血の患者がいる人です」(医療ジャーナリスト・油井香代子氏)
●ローン残高が多い40〜50代
40歳以上で、住宅ローンが相当額残っている中小企業のサラリーマンにもお勧めだ。
「がんや脳梗塞などになりやすい年齢で、大病したら勤めを続けるのが難しいからです。疾病保障付きローンは借り換えもOKだから、検討してもいいかもしれません」(坂本嘉輝氏=前出)
●自己破産できない職業
自己破産しづらい弁護士や証券マンなどにも向いている。
「お金を預かる人が、大病とはいえ、ローンの返済が滞り自己破産すると、その仕事は一生できなくなりかねません」(銀行関係者)
【2006年5月24日掲載記事】
[ 2006年5月27日10時0分 ]