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受刑者処遇法が施行、個人で新聞購読可能に
受刑者の人権に配慮する規定などを盛り込んだ「刑事施設受刑者処遇法」が24日、施行された。
同法は、名古屋刑務所の刑務官による受刑者死傷事件の反省などを踏まえて制定されたもので、「受刑者の人権尊重」を掲げている。6月からは受刑者個人が新聞を購読できるようになるなど、受刑者が外部の情報を知る手段が確保されることになる。
法務省によると、旧監獄法では、新聞や書籍の閲覧は受刑者の権利として認められていなかった。このため、各刑務所が購入し、運動時間や懲役作業の休憩時間などに、受刑者の間で回覧するよう法務大臣の訓令で定めていた。
今回の施行で、受刑者自身が刑務所近くの新聞販売店と購読契約を結べるようになり、収容されている房まで毎日、“配達”される。
(読売新聞) - 5月24日10時56分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060524-00000003-yom-soci