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□タレントのステータス「赤本」にも時代の波… [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_05/g2006052210.html
タレントのステータス「赤本」にも時代の波…
業界人なら必携タレント名簿録
業界で、通称“赤本”として知られる「芸能手帳 タレント名簿録」の最新版が発売された。俳優、歌手からお笑い芸人まで2万人以上の芸能人のデータを網羅するが、個人情報保護の意識が広まる中、名簿作成の苦労もあるとか…。
赤本は1967年に誕生し、年2回発刊された時もあり、今回がvol.41。
「当社はもともと放送や映画、レコード業界情報を配信してきました。赤本のデータは記者が現場で芸能プロやテレビ局、レコード会社との親交を深め、こつこつ集めてきたものです」とは、発行元の連合通信社編集部長の和田信芳氏。
現在44社あるレコード会社も、当時は5社しかなく、大手プロダクションも今のように何社もある時代ではなかった。長年の努力の積み重ねで、情報量はこの種の業界名簿録の中で群を抜く。新人タレントから大御所まで、所属事務所連絡先はもちろん、本名や生年月日もわかるから、業界人必携の一冊だ。
しかし、ある大手プロのタレントが、1人も載っていない。
「過去に業界名簿録から同事務所のタレント名鑑が勝手に作られ、ファンの間で売買されたことがあり、以来、掲載拒否の姿勢なんです」と和田氏は裏事情を明かす。
一方、赤本に載ることをステータスと考え、是が非にでも掲載を懇願するのが無名の新人たち。著名人たちと同じ名簿に名を連ねれば、立派に芸能人として認めらる宣伝効果があるし、本人の励みにもなる。中には、デビュー前の新人の掲載依頼や、ストリートミュージシャンが直接頼み込むケースもあるという。
「極力ご期待に沿いたいのですが、どこまで載せるか、線引きも難しい」(和田氏)
逆に既に売れている芸能人は、情報を出したがらないこともあるが、「今後はHPのURLなども掲載し、業界だけでなく一般の方々にも価値あるものにしたい」と和田氏は語る。
9450円という価格がネックでもあるが、このデータブックから、業界裏事情が透けて見えるのは間違いない。
ZAKZAK 2006/05/22