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□本格化する「ダ・ヴィンチ・コード」狂騒曲 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1917401/detail
本格化する「ダ・ヴィンチ・コード」狂騒曲
世界的な大ベストセラー小説となっている「ダ・ヴィンチ・コード」。今月20日から映画が全世界同時公開されるのに合わせ、関連ビジネスもいよいよ沸騰してきた。
●ソニー
「2年前に本を読んだ直後、ソニー・ピクチャーズの会長を呼んで、『これはいい映画になる』と私が勧めたんです」
六本木ヒルズで始まった「ダ・ヴィンチ・コード展」の記者発表会に現れたソニーのハワード・ストリンガーCEO(最高経営責任者)は、満足げにこう挨拶した。昨年はあまりパッとしなかったソニーの映画事業だが、今期は「ダ・ヴィンチ・コード」で10%の増収を見込む。事前の盛り上げにも抜かりがない。ヒルズの展覧会以外にも、銀座のソニービルではダ・ヴィンチの発明をデジタル体験できるイベントを開催中だ。
映画がらみでは、コンビニのローソンが前売り券と文庫本、予告編映像などのDVDをセットにした限定BOXを発売。「ローソンでしか手に入らない」とアピールする。
●出版社・書店
笑いが止まらないのは、翻訳本を出版する角川書店だ。単行本230万部に加え、3月10日に発売した文庫本が既に600万部売れ、その勢いは止まらない。
「文庫本の販売目標は500万部でしたが、わずか1カ月で達成してしまった」(角川文庫販売部)
書店にとってもありがたいベストセラーだ。関連本までもがドンドン売れる。
「キリスト教の背景や歴史にまで興味が広がるようで、4800円もするような専門書が売れます。歴史書を含めると関連本は40〜50点あるでしょうか」(八重洲ブックセンター)
映画公開でブームはさらに拡大すると期待する。
●旅行
「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台となったパリのルーブル美術館は、昨年の入場者が前年より60万人も増えたという。映画公開に合わせ、関連ツアーを組む旅行会社がやっぱり登場した。
HISは、小説の旅ガイド本の翻訳者が現地を案内する6泊8日の特別ツアーを企画。旅行代金は39万8000円。7月と9月に2回開催し、100人の参加者を見込む。日本旅行は、映画公開記念のパリ&ロンドンのフリープランで小説の舞台に近いホテルをセットした。
ローカルな話では、徳島県の鳴門市営バスが市内の観光地を結ぶ周遊バスの車体に「最後の晩餐」を描いて運行中。なんでも市内にある美術館で原寸大複製を展示しているからとか。
関連ビジネスに力が入る面々、さて、期待通り儲かりまっか?
【2006年5月1日掲載】
2006年05月04日10時00分