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□藤波が長州体制批判、1週間後進退に結論 [日刊スポーツ]
藤波が長州体制批判、1週間後進退に結論 (日刊スポーツ)
新日本の藤波辰爾取締役(52)が24日、株主総会で会社側に「最後のメッセージ」を伝えた。既に13日の取締役会で辞意を表明しているが、愛する新日本に何とか元の姿に戻ってもらいたい気持ちを、現体制への批判という形でぶつけた。会社側は今後、藤波と1週間かけて話し合い、辞任問題に結論を出す。だが、藤波の考えと会社側の現方針には大きな隔たりがあり、どちらかが大きく譲歩しない限り「和解」は困難と思われる。
総会終了後、藤波は厳しい表情で報道陣の前に姿を現した。会社側と進退問題を話し合っている最中とあり、言葉は少ない。それでも「自分の言い分は伝えました」と明かした。大株主のユークス、テレビ朝日の代表が出席した株主総会で、長州を中心とする現体制を堂々と批判した。
5・4%の株を保有する株主として出席した総会で、現在の会社への疑問点をぶつけた。取締役会での相談もなく、2度も団体を飛び出した長州を呼び戻した会社の姿勢。所属選手を生かすことを考える前に、インディー団体の選手をリングに上げたこと。「順序が違う。取り込んではいけないところにも助け船を出してしまうのは新日本の弱さだ」と主張していたが、それを公の場であらためて訴えた。激高することもなく穏やかに話す姿に、逆に決意が感じられた。
総会後にはサイモン猪木社長の見解を菅林直樹副社長が代読した。「藤波取締役の辞任問題に関しましては、あと1週間ほどのお時間をいただきたくお願いします」。社長が同席しているにもかかわらず、印刷された原稿を副社長が読み上げる不自然な会見だった。
会社側は新体制でも藤波を取締役として再任する方向だ。だが、役員一覧の藤波の名前はカッコでくくられており、会社と藤波の微妙な関係がにじみ出た。藤波の要求に応えれば、現場を長州に任せるという現在の方針も変えなければならない。どちらかに大きな譲歩がない限り決着はつかない。結論は1週間先送りされたが、厳しい状況は変わらない。
[ 2006年4月25日9時31分 ]