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□巡業も外国優勢…海外盛況も国内さっぱり|夕刊フジ
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=11fuji320060411026&cat=7
巡業も外国優勢…海外盛況も国内さっぱり (夕刊フジ)
手を打つのが遅い。春場所、十両や幕内の優勝だけでなく、三賞までも外国人力士に占拠され、国技大相撲の空洞化がクローズアップされたが、こちらも深刻。巡業部は今年の名古屋場所後、2つの外国巡業を計画している。史上初のモンゴルと戦後初の台湾だ。
「モンゴル巡業は国民的な祭典のナーダムに合わせて7月29、30日の2日間。まだ乗り越えなければならない障害は多いが、行く方向で話を進めている。台湾巡業も興行は2日間。8月17日に出発して21日に帰国する予定で決定しました」と、大島巡業部長(元大関旭国)は思いがけない盛況にニコニコ顔だ。
しかし、肝心な国内巡業はさっぱり。現在、夏巡業で開催が決まっているのは8月5日の福島県郡山市だけ。力士たちが楽しみにしている北海道巡業は、室蘭や岩見沢など、候補には上がるものの決定まで至らず、去年に続いて2年連続で中止の公算が大だ。
どうしてこんなに不人気なのか。相撲人気は上向いてきたとはいえ、まだ巡業で採算がとれるところまで回復していないのが一番の原因だ。
このため、できるだけ興業主の負担を軽減して巡業をやってもらおうと、プラスチック製のビールの空きケースを使った簡易土俵を作る講習会が10日、北の湖理事長をはじめ全親方、呼び出しらが参加して両国国技館で行われた。
「以前はこの簡易型の土俵だったんです。それが本場所に近いものを、ということで、だんだん立派なものになってきた。これなら30トンの土が7トンで済み、手間もかからず、費用が300万円以上安くつく。興業主も巡業を買いやすくなるはず」と、北の湖理事長はソロバンをはじいていた。
[ 2006年4月11日16時40分 ]