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□タクシーに付けられた奇妙な機械は何? [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1790697/detail
タクシーに付けられた奇妙な機械は何?
最近、ルームミラーに見慣れない機械を付けたタクシーが増えている。これは一体何なのか?
実はこれ、「ドライブレコーダー」というもの。進行方向にレンズが付いていて、急ブレーキや衝突などの一定の衝撃を受けた瞬間、その前後数秒間の映像記録をメモリーに保存する。日本交通事故鑑識研究所が開発し、約2年半前に登場したそうだ。
「事故の瞬間は当事者同士にしかわかりません。たとえ相手に全面的な落ち度があっても、それを証明できなければ泣き寝入りです。そうした理不尽なケースを減らそうと、事故の工学鑑定士である弊社代表が研究開発したのです」(日本交通事故鑑識研究所営業部・森下英治さん)
同研究所のレコーダー「ウィットネス」は、映像だけでなく事故時の速度も記録。装置はブラックボックス化されており、専用の解析ソフトがないと映像は再生できない。証拠能力については法整備がまだなので何とも言えないが、「訴訟になりかけた事故も決定的瞬間の映像があったため、こじれることなく示談になりました」(森下さん=前出)という。
一般向けには1台5万円程度で販売されているが、今のところ取り付けているのはもっぱらタクシー。全タクシーのうち約2割が搭載しているという。
「事故を起こすと、タクシーに非があると見られがち。乗務員の権利を守るため、全車に取り付けています」(日本交通)
事故処理の手間や費用が省けるだけでなく、映像を基にした安全教育にも使える。搭載することで15%も事故が減ったという国土交通省の実験結果もあるが、一般車両への普及を阻む壁は、やはりコストにあるようだ。
【2006年3月18日掲載】
2006年03月21日10時00分