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□「時間ですよ」演出家・作家の久世光彦さんが死去 [読売新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060302-00000511-yom-ent
「時間ですよ」演出家・作家の久世光彦さんが死去
テレビドラマ「時間ですよ」をはじめユニークな人気ドラマを手がけた演出家で作家の久世光彦(くぜ・てるひこ)さんが、2日朝、東京都世田谷区の自宅で亡くなっているのが見つかった。70歳だった。
告別式の日取りと喪主は未定。親しい編集者によると、久世さんは1日も、普段と変わらない様子で仕事の打ち合わせをしていたという。
東京都出身。東大卒業後の1960年にKRテレビ(現TBS)に入社。62年のドラマ「パパだまってて」で演出家デビューした。
70年代に入って、「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー」などホームドラマを次々と演出し、時代を代表するヒットメーカーに。コント的な要素を導入したり、食事の献立を字幕で紹介したり、従来のドラマ作りの常識を覆す演出で異才の名をほしいままにした。
79年にTBSを退社し、製作会社「カノックス」を設立。軽快な作品の一方で「向田邦子シリーズ」のような繊細でしみじみとした人間ドラマも数多く送り出し、92年にはドラマ「女正月」で芸術選奨文部大臣賞を受けた。
映画監督、作詞、舞台演出にも乗り出すとともに、作家としても活躍。94年に「一九三四年冬―乱歩」で山本周五郎賞、97年に「聖なる春」で2度目の芸術選奨文部大臣賞を受賞した。95〜97年には本紙に小説「卑弥呼」を連載した。98年に紫綬褒章。
(読売新聞) - 3月2日16時3分更新