★阿修羅♪ > ニュース情報2 > 514.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□携帯メール男 飛行機遅らせる 注意に逆ギレ [スポーツ報知]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/airport.html?d=20060226hochi062&cat=60&typ=t
携帯メール男 飛行機遅らせる 注意に逆ギレ 女性乗務員の胸ぐらつかみツバ吐く (スポーツ報知)
鹿児島空港で24日午前、羽田行きの日本航空1864便(エアバス300、乗客・乗員274人)の30代の男性客が、機内で携帯電話を使用。女性の客室乗務員の注意を無視して電子メールを打ち続けたため、トラブルに発展。出発が約1時間遅れたことが25日、分かった。興奮した男性が客室乗務員に暴言を吐くなどしたため、機内は一時、騒然。いったん搭乗口に引き返したが、男性が謝罪したため、再び搭乗させ、約1時間遅れて飛び立ったという。
今度は、国会内ではなく、出発直前の機内で“メール騒動”が起こった。
日航によると、問題の男性は機体が滑走路へ向けて移動を始めたにもかかわらず、大人げなく、携帯電話をカチャカチャ。執拗(しつよう)にメールを打ち続けていたため、女性の客室乗務員が繰り返し注意した。
一端、理解を示したそぶりで渋々、電源を切った男性だったが突如、逆ギレ。給湯室まで、この乗務員を追いかけると胸ぐらをつかんで、「もう出てくるな。お前の顔なんて見たくない」などと暴言連発。ついには、乗務員に向かって、つばまで吐きかけたという。
目に余る愚行に、同機は機長の判断で1度、搭乗口までUターン。男性を機内から強制退去させ、乗務員があらためて注意。すると、シュンとなった男性は「もう使いません」と、かしこまって反省。携帯電話を使用しないことを約束したため、再び搭乗させ、約1時間遅れの午前11時41分に再出発した。
鹿児島から羽田までの飛行時間は約1時間35分。離着陸の時間も含め、せいぜい2時間程度の我慢もできなかった“メール男”について、著書「ゲーム脳の恐怖」で知られる日本大学の森昭雄教授(脳神経科学)は「現代の若者に多い“携帯電話依存症”の傾向が見られる」と指摘。「携帯電話やパソコンなどを毎日、長時間続けると人間性や理性、道徳心をつかさどる前頭前野(脳の額部分)の機能が低下する恐れがある」と説明する。症状がエスカレートすると、注意されても自己コントロールができない、ムカついて突然キレる、などの現象が起きるという。
機内での迷惑行為については、04年1月改正の航空法に基づき、最高で50万円の罰金を科すことができるよう強化されているが、日航は「現段階で(罰金や損害賠償の請求について)考えておりません」と温情を見せていた。
◆主な航空機の乗客トラブル
▼1999年5月 故田中角栄元首相の秘書を務めた政治評論家の故早坂茂三氏が、羽田発富山行きの全日空機搭乗の際、後ろに倒していた座席のリクライニングを戻す戻さないで客室乗務員と口論。出発を約40分遅らせた。
▼2004年8月 米シカゴ発オハイオ州デートン行きの米ユナイテッド航空機内で、日本人乗客の男性(当時60)が紙に英語で「自爆」と書き留めているのを別の乗客が見つけ乗務員に通報。同機はシカゴの空港に引き返した。男性は警察に拘束されたが、英語の勉強のため、単語を紙に書いていただけと分かり、釈放された。
▼05年6月 成田発香港行き香港ドラゴン航空機の機内でトルコ人の男性客(当時40)が酒に酔った上、客室乗務員の女性を押し倒して、尻もちをつかせるなどの暴行。同機は福岡空港に緊急着陸。男性は逮捕された。
[ 2006年2月26日9時53分 ]