★阿修羅♪ > ニュース情報2 > 498.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
写真
Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060217-00000010-ykf-entより引用
ノッポさんから飛び出した!!放送延長決定
NHK「みんなのうた」から国民的ヒットに発展した曲は数多い。今、歴代の名曲をしのぐ勢いで話題になっているのが、昨年12月から流れている「グラスホッパー物語」だ。歌っているのはかつての人気教育番組「できるかな」でおなじみの「ノッポさん」こと高見映(71)。歌だけでなく作詞、脚本、振りつけ、踊りまですべてがノッポさんの手によるものなのだ。
作曲した松本俊明氏の「ロンドンの地下鉄でバッタを見た」という体験からできあがった物悲しく美しい旋律に、ノッポさんが詞をつけた。宮川彬良氏による上品なアレンジが、聴く者を郷愁の世界に引き込む。
「『ノッポさんが歌う』という情報が先行して流れ、放送開始前からかつてない件数の問い合わせをいただき、高見さんの国民的な人気を改めて実感しました」(飯野恵子チーフプロデューサー)
番組に寄せられる声も『バッタさんかわいい』という小さな子どももいれば『何度聴いても涙が出てくる』という40代の「できるかな」世代の男性まで幅広い世代の支持を受けている。
そんな大ブレークに、当のノッポさんはどう思うのか。
「この作品にかかわった大勢の人の仕事が、非常に高いレベルで融合したことを実感します。71年生きてきて、ここまで完成した仕事ができたのは初めてですよ」
公園の片隅の切り株の上で、ノッポさん扮するおじいさんバッタが、3匹の孫バッタたちに自身の若い頃の冒険談を語るという筋だ。
「若い時は二度と来ない。そしてあっという間に年をとる…」。そして、孫たちに勇気を持って外の世界に飛び立っていけ−と呼びかける。
「僕自身には孫はいないけれど、『できるかな』を見てくれていた世代は、大半がお父さん、お母さんになっている。彼らの子どもたちは、僕にとっては孫みたいなもの。だからこの曲は、日本中にいる孫たちへの、ノッポさんからのメッセージなんです」
語り始めたら何時間でも話し続けそうな、ノッポさんの熱い思いが凝縮された4分45秒。不朽の名作となりそうだ。(竹中秀二)
「グラスホッパー物語」のDVDとCDのセット(ポニーキャニオン、2000円)は、店頭では品薄で入荷待ちの状態が続いている。同名の絵本(世界文化社、1050円)も発売されるなど、関連商品も賑わっている。
視聴者からの反響の大きさを受けて、NHKでは、「みんなのうた」の再放送として「グラスホッパー−」を3月末までの火、木曜の12時55分(教育テレビ)ほかでの枠で放映延長を決めた。
(夕刊フジ) - 2月17日17時1分更新