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□高校写真部、女子生徒が急増中「プリクラで身近」と [読売新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060216-00000508-yom-soci
高校写真部、女子生徒が急増中「プリクラで身近」と
「男性の趣味」と思われがちな写真だが、高校の写真部が女子生徒に人気だ。
全国レベルの大会でも、応募する女子が男子の3倍以上にのぼるほど。プリクラやレンズ付きフィルムで写真になじんだ女子が、操作が簡単なカメラで気軽に写真を楽しむようになったことが背景にあるようだ。
北海道で毎年開かれる「全国高校写真選手権大会」(通称・写真甲子園)。一昨年の第11回大会では、応募者約2900人のうち女子は79%を占め、98年の64%から年々増えている。
また、昨年の全国高校総合文化祭の写真部門でも、入賞者33人中女子が20人と、男子を圧倒した。
写真甲子園に4回出場した埼玉栄高(さいたま市)写真部では、97年度は女子はいなかったが、現在は部員19人中8人に増加。4月に日大写真学科に入学する今井亜衣子さん(18)は、写真部のアルバムを見て、「よくレンズ付きフィルムで友達同士撮り合っていたから、『自分でも撮れるだろう』と思った」と入部。
やはり同科に進む坂本久美さん(18)も、「プリクラで写真は身近だったから」と、気軽に写真部に入った。
昨年、写真甲子園に初出場した都立光丘高(東京都練馬区)の写真部は、部員8人が全員女子だ。顧問の高橋吉男教諭(56)は「男子が減ったのとパソコンが身近になった時期はほぼ同じ。男子の関心がカメラからパソコンに流れている」と分析する。
写真部で女子が増えている背景について、写真評論家・飯沢耕太郎さん(51)は、90年代から、コンパクトカメラで身近な風景を撮影した写真を発表して注目を集め、写真界の登竜門とされる「木村伊兵衛賞」を受賞した女性写真家・HIROMIX(ヒロミックス、本名・利川裕美さん)の影響を指摘。「自然なスナップ写真が女性の人気になったことや、もともと自己表現したいという気持ちが強い女性が、操作が簡単になったカメラで気軽に写真を楽しむようになったためではないか」と話している。
(読売新聞) - 2月16日14時55分更新