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□布袋 エッセーで衝撃の告白 [スポーツニッポン]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1700668/detail?rd
布袋 エッセーで衝撃の告白
人気ギタリストの布袋寅泰(44)が10日に「秘密」(幻冬舎)と題したエッセーを出版する。デビュー25周年を機に自らの半生をありのままにつづったもので、BOOWY解散秘話など、ついぞ知られなかった真実がベールを脱ぐ。苦悩と喜び、エネルギーに満ちあふれた生きざまは大きな話題を呼びそうだ。
孤高のギタリストというイメージが強い布袋が、包み隠さず半生をつづった。02年5月。妻である今井美樹(42)の父が亡くなったところから書き起こしている。3日ほど不眠だった過労も響いて葬儀の後に転倒し頭がい骨を骨折。マスコミを騒がせた一件のてん末が明らかになるが、大好きだった義父の死と、この入院生活が今回の執筆の動機づけとなった。
群馬県高崎市の裕福な家庭に生を受けた布袋は、父親が韓国人だったことも打ち明けている。1年の4分の3は海外に出かけて帰ってこない父を「貿易商」と信じて疑わなかった少年時代。しかし、父には韓国にもう1つの家庭があった…。離婚を決意した母親から知らされたのは中学2年生の春休み。衝撃と戸惑いがリアルに書かれている。
エッセーは第1から最終まで6楽章の構成。あえて「楽章」としたところに布袋のこだわりが感じられる。音楽の魔力にとりつかれた青春時代、そして氷室京介との運命的な出会いからBOOWYの結成と解散まで、時間の流れにそってつぶさにつづられていく。とりわけ、解散の真相は音楽ファンならずとも関心を呼ぶところだ。
前妻・山下久美子(47)との蜜月と別離にも筆は及ぶ。ささいなことで始まる口ゲンカ。彼女の背後にあった壁を殴り右手を負傷。これが原因でツアー延期というオチがついた経緯など、初めて明かされる真実がぎっしりと詰まっている。
創造と破壊を繰り返しながら、懸命に夢を追いかけている男の生きざまはドラマチック。今井と結ばれ、そして父親になった布袋が「人間として生まれたからには、すべてを知る権利があるんだ」の信念で書いた衝撃エッセー。人間性が浮き彫りになる。
2006年02月10日06時01分